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その悩み、哲学者が既に答えを出しています

『続ける思考』の本を読んでから、少しずつ続ける工夫にチャレンジしています。
そのための一つ、「メルカリに毎日最低1冊出品する」ための、本を探していました。

倉庫化している自宅の和室の、こたつテーブルの上に、表紙を上に向けた形で山積みされている本たちがあります。
その積んであった本の一山から引き抜いた一冊がこの本でした。

出品するつもりで中身を点検していると、目次の欄に「自分を他人と比べて落ち込んでしまう」ミハイ・チクセントミハイ、と言う章立てがあった。

私はてっきり「フロー体験」という素晴らしい理論の提唱者であるチクセントミハイが、他人と自分を比べて落ち込んでしまう性格だったのか!とやや驚きつつ興味深くそのページを開いた。

とんでもない勘違いで、他人と比べて落ち込んでしまう人たちへのアドバイスとしてチクセントミハイのフロー体験を持ち出しているだけでした。
要はフロー体験をしていれば、他人のことを気にしている余裕などないし、暇もないし必要もないので、フロー体験がおすすめですよという話。

だから、フロー体験をするための条件を整えた方が良いと言うことが書いてあった。
フロー体験をするためにはチャレンジとスキルのバランスが取れていることが大切。
それは「できないかもしれないこと」と、「絶対にできること」の間にある仕事、つまり自分の能力でできるギリギリの仕事をすること、を推奨している。

この状態に持っていくと作業に没頭する状態が起きて、フロー体験をすることができる。「最適経験」と呼ばれるものです。

この経験を日々味わっていれば人の事なんか気にしないで生きていけそうですね。
なるほどと思って、この本に興味が湧いてきて、さらに目次を見ていたら興味深くて面白そう項目が続々と書かれていました。

現代の悩める若者に、昔の偉大な哲学者の智慧を授ける形の構成でできています。
自分が悩んでいるところだけ読めばいい。
あとは、人生のどこかでいずれ必要になるような項目が並んでいます。
本棚に入れておけばずっと使えそうです。

普通に生活していたら、一生触れることもないだろう哲学者の思想に触れる、とてもいいチャンスかもしれません。

もう少し読んでから出品しようと思います。

というこたで、またその古本の山に戻したのでありました。(笑)

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