見出し画像

複雑で困難な問題に立ち向かうためのセルフマネジメント(2024年8月13日号)

こんにちは。ソーシャルイノベーション事業部の本木裕子です。

2016年から毎年開催しているセルフマネジメントの研修のエッセンスに、より多くの人に触れてほしいとの思いから、体験版のオンラインイベントを8月31日に開催します。
例年開催している全4回のセルフマネジメント研修は、今年は11月から開催します

多くの人がセルフマネジメントに触れる機会をつくりたくて、誰もが参加できる無料のイベントをしたいと講師のジェレミーさんに相談したのが先月の終わりのことでした。

その時に、いつものように「最近の日本のソーシャルセクターはどう?」と聞かれて、思い浮かんだのは「みんな頑張っている」ということです。

ETIC.にいるとソーシャルリーダー(社会課題の解決に携わる人)と話す機会が多くあります。

そこで感じていたのは、
複雑性の高い社会課題に向き合い
その中で多様化するニーズに柔軟に対応するという
困難度が高いことを、リソースの制限が大きい領域で行っている人の頑張りです。

成し遂げたい想いや、応援してくれる人に応えたい想いが強いのも特徴的だと感じています。

そのような、やることが多く、成し遂げたい思いも強い時は、
ジェレミーさんの言う「がんばれ!がんばれ!グラフ(以下の図)」に乗りがちです。


負荷をかけて頑張れば、頑張るほど成果が上がると信じてアクセルを踏むこと、
例えば業務時間を長くするという負荷をかけて成果を出すことです。

これで一定までは成果が出ますが、この右上がりの線は持続的ではありません。
どこかでバーンアウトして右下がりのカーブになってしまうこともあります。
(以下の図の青い線のように。)


ではどうすればよいのか、
それまでとは異なる、新しい選択肢を探究するのが今回の企画です。

セルフマネジメントは、新しい選択肢をつくるのに役立ちます。
「もっと頑張る」ではなく、
「頑張ら“ない”こと」の力を活かしてより良い結果を出すことや、
結果を出すための「力の抜きかた」を探っていきます。


ドラッカースクールMBA講師に学ぶセルフマネジメント
~Use less energy, get better result 力を抜くことで、より良い結果を出す~

◆開催概要◆
■日時:2024/8/31(土)10:00~11:30(9:50 開場)
■参加費:無料
■会場:オンライン(ZOOM)
■お問い合わせ:NPO法人エティック(incu@etic.or.jp) 担当:本木 

■詳細・お申し込みはこちらのPeatixからお願いします。
https://selfmanagement-opensession2024.peatix.com/

- INFORMATION -

セルフマネジメント・マインドフルネスで結果を変える~Creating Choices : 選択肢を広げる~

マインドフルネスやセルフマネジメントを、米国のピーターF.ドラッカースクールでMBAやエグゼクティブ向けに教えてきた、世界でも草分けの一人、ジェレミー・ハンター氏による、「セルフマネジメント・マインドフルネスで結果を変える:Creating Choices」を開催します。

数週間にわたるMBAのクラスを4回に濃縮し、日本のソーシャルリーダー向けに編集してお届けしています。

ピーター・F・ドラッカー氏は、人をマネジメントすることは、自分をマネジメントすること(セルフマネジメント)から始まると言いました。ここでいうマネジメントは、「管理する」というよりも、相手やその時の状況を理解した上で、それに応じた行動をとることによって、望む結果を出すスキルのことです。

セッションでは、思考、感情、そして身体感覚から、内的な状態を理解したうえで、不確かな状況の中でも、望む結果を出していくという、セルフマネジメントの基礎を学び、実践していきます。

【セッションの概要】  
●日時 (全4日程への参加が必須)※間に30分の休憩をはさみます
Day1 11月22日(金)10:00~13:30 
Day2 12月5日(木) 10:00~13:30 
Day3 12月13日(金)10:00~13:30
Day4 12月20日(金)10:00~13:30 

●場所:オンライン(Zoom)
●対象:
・ETIC.が主催するプログラムに参加したことがある、または、ETIC.が提供するサービスを利用したことがある方
・「ジェレミー・ハンターSpecial Session for Social Leaders in Japan」にこれまでに参加した方からの推薦がある方。
※一般向けの公開セッションは、Transform社が開催しています。

●参加費:
「ジェレミー・ハンターSpecial Session for Social Leaders in Japan」は、利益を目的としておらず、日本のソーシャルセクターにこのセッションが必要だと考える、ジェレミーさんの協力と、事務局のボランティアベースの活動により成り立っています。

参加費は、【一般】と【ソーシャルリーダー】の2種類を設けています。
【一般(営利企業)】25万円(税込)/人
【ソーシャルリーダー】民間非営利組織もしくはそれに準じる社会的企業、行政に所属する方を主に想定しています:8万円(税込)/人
※参加費には、セッション参加に伴う費用(通訳含む)が含まれています。

●定員:25名  (最少催行人数15名)

【お申込みについて】 締切: 10/25までにお申し込み下さい
●お申し込みフォーム(リンク)よりお申し込みください。

奈良県三宅町まちとつくる10代の居場所!地域おこし協力隊採用イベント(supported by KATARIBA)
​​​​

認定NPO法人カタリバとETIC.が協働する「ユースセンター起業塾」では、日本で2番目に小さなまち奈良県三宅町でユースセンターの立ち上げを支援しています。

この度、立ち上げメンバーとして赴任したリーダーと共にユースセンターづくりに取り組むコアメンバーを募集しています。

本募集に関する採用イベントを下記の通り開催いたします。立ち上げメンバーのほか、町長・教育長も登壇予定です。ご興味をお持ちいただいた方はぜひご参加ください!

●日時:
8月20日(火曜日)12時00分〜13時00分
8月27日(火曜日)19時00分〜20時00分

●参加方法:オンライン

●申し込み方法:以下のフォームよりお申し込みください。(フォームはこちら<外部リンク>)(締め切り:開催日4日前まで)​

●業務内容:今回は、三宅町でのユースセンター*の立ち上げにリーダーと共に挑戦し、立ち上げ後の運営・運営改善を担う中心メンバーを募集します。
詳細は、採用ページよりご確認ください。

※「ユースセンター」とは: 子どもたちが安心して利用でき、自らやりたいことを考えて実現することのできる場所です。10代の興味・関心を広げたり深めたりする機会を仕掛けていただくほか、町内外のさまざまなリソースを三宅町の10代につなぐ、コーディネーター的な役割も求められます。

本プロジェクトの立ち上げメンバーである地域おこし協力隊のインタビューを掲載しています。(インタビューはこちら


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?