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赤ちゃんと過ごした100日間、それから

赤ちゃんが産まれて100日を迎えます。途方もなく長かったような、瞬きのようにあっという間だったような… とにかく毎日一所懸命に、赤ちゃんも私も生きているように思います。
ただ、前回前々回の投稿は赤ちゃんがそばにいない時に書いたのに対し、この記事は赤ちゃんが寝ている間に書いています。少しばかりの余裕は生まれたのかな?

ジェンダーから派生して、生殖・夫婦関係・育児にまつわる諸問題に対し、妊娠以前から多少興味があったこともあり、頭でっかちにも種々のリスクやトラブルを覚悟していたのですが、およそ平穏に過ごしてこられたと思います。
冗長な表現になってしまったけれど、例えば悪阻がなかったとか、産後クライシスが今のところ起きていないとか、割と夜寝てくれる赤ちゃんだったとか、端的に言えばそういうことです。
平日9割ワンオペ、下手すれば土日も、という環境だけれど、「恵まれている」と思えることが幸運ですね。

せっかくなので、100日間、生後3ヶ月余りを振り返ってみたいと思います。主に自分のために。

0ヶ月目

  • 夫と産院で育児デビュー戦1週間。
    夫同伴なしだと少なくとも入院期間、里帰りすると1ヶ月程度、初っ端から母と父で経験値に差が出ますが、スタートラインを揃えられたのは良かったと思います。

  • 最初から混合授乳のつもりだったけれど、今記録見るとあまりにも母乳あげてなかった…。まあ床上げ前だし、必要な休息だったということで…

  • 授乳も沐浴も最初は夫と二人がかりで、「こんなん一人でできる日が来るのか!?」と思ってならなかった。かわいい。

  • 怖くて常夜灯点けて寝ていた。

  • 母のご飯が美味しかった。

  • 昼はあまり寝ない新生児だった。夜は週1ペースで寝かしつけに手間取る日があった。

  • 見た目はいわゆるヨーダ(スターウォーズ)系の赤ちゃんだった。ゴルゴラインとおでこの皺が濃かった。泣くと目玉の形に瞼が浮き上がった。新生児湿疹は出ず、アトピー持ちの私は密かに安心した。

  • 保活に戦々恐々としていた。

  • 4週目からワンオペがスタート。早速グズグズとギャン泣きの洗礼を受ける。

1ヶ月目

  • 体にガタがき始めて整形外科・整骨院・産後ケア施設を利用した。それぞれ、痛みに効く処方薬・鍼治療・自由時間の提供を受けて、多少回復した。

  • 赤ちゃんと保育園見学に行きまくった。どこに行っても生後1ヶ月の赤ちゃんはレアキャラ扱いされて微笑ましかった。

  • 主に産後の体重減のため母乳の比率を増やそうと頻回授乳し、8:2程度になった。

  • 1ヶ月健診後から一緒に入浴するようになった。赤ちゃんはお風呂のことはそれほど嫌いではなさそうだった。

  • 赤ちゃんは目が見えるようになってきて、モビールを蹴って遊んだりし始めた。日中の睡眠時間が伸びた。ベビーカーで外に行くと大体ずっと寝る。公共交通機関やお店など、見知らぬ場所ではびびっているのか寝てくれて助かった。よく笑ったり、クーイングするようになった。肉付きが良くなって、見た目の可愛さが爆発し始めた。

  • 仲の良い友人が赤ちゃんを抱っこしに来てくれて嬉しかった。

2ヶ月目

  • 何はともあれ赤ちゃんの救急搬送→緊急手術→入院。搬送時の赤ちゃんの異変についてはこちらの記事を参照。
    夫の言葉を借りると紛れもなく「人生最大の危機」だった。これまでの人生において大なり小なりの困難はあったけれど、自分の能力や努力が全く及ばず、祈るしかない危機は初めてだった。
    どうでも良いけれど、私は危機的な状況においてメタ認知?俯瞰?する傾向があることを自覚した。危機の渦中、ずっと現実味がなかった。

  • 毎日入院中の赤ちゃんのお見舞い。日に日に赤ちゃんがちゃんと回復していって、医療の凄さと赤ちゃんの生命力に感心しきりだった。私は見守ることしかできないので…

  • あらゆる人から赤ちゃんの応援(&我々夫婦への労い)をしていただいた。また赤ちゃんに人との繋がりのありがたさを教えてもらったな

  • おっぱいの危機。小児病棟に搾乳環境がなくかなり困った。搾乳のため意外と夜中も寝られず。助けてくれた自治体と助産師会の助産師さんに感謝。

  • ここぞとばかりに産後初の美容院、ホットヨガ、整体、ワクチン接種に行くなどした。

  • 一方でセルフネグレクト的になったりもして、お風呂入らなかったり(汚)、産後ずっと続けてきた食事の記録をやめてジャンクフードを食べたり、家事をサボったりしていた。

  • 赤ちゃん退院。しばらく沈静状態にあったり、沈静解除後も手足を抑制されたりしていたので、発達に多少影響があるかもしれないと思っていたけれど、ハンドリガードしたり寝返りしようとしたり、ちゃんと育っているっぽい。赤ちゃんはすごい。体重は入院前から少し落ちたけれど、1週間で戻った。

  • 母乳はしっかり減って、ミルクと4:6くらいになった。改めて思う、ミルク高え
    〜!

  • 上司とのオンライン面談&職場復帰講座があり、ぼんやり職場復帰に思いを馳せ始める。

3ヶ月目(今ここ)

  • 赤ちゃんが澄ました表情をするようになった。まだ全然赤ちゃんなのにね。

  • 職場に復帰する夢を見る&産休から5ヶ月経過したことを踏まえ、職場復帰を見据え始める。→とりあえずネントレ的なものを意識し始める。

  • 母乳の回復について自治体に相談し、頻回授乳を再開。いわゆる差し乳になって長時間経っても張らなくなったのはありがたい。

  • なんとなくぐずりがちになった。思わず私も号泣する。私が泣くと赤ちゃんがびっくりして泣き止むのが面白い(面白くない)。

これから

  • 何も考えないと家事と赤ちゃんのお世話のループで1日が終わるので、もう少し自己啓発や地域交流の機会を持ちたい。

  • 赤ちゃんの経過良好の確認が取れたら、職場に赤ちゃんを連れて挨拶をしたい。友達と外出もしてみたい。

  • 職場復帰を意識した生活リズムづくり、家事育児支援サービスの活用を進めたい。

  • 赤ちゃん入院以降ダイエットが滞っているので、本腰を入れたい。

  • 名前だけで敬遠していたモンテッソーリ教育が自分の育児観と合いそうだったので、ゆるく勉強して取り組んでみたい。

  • 夫の育休期間を有意義に過ごせるよう計画を立てたい。

  • クリスマス〜年末年始を家族で楽しみたい。

その他所感

授乳・お昼寝といったルーティンや、おむつ・ギャン泣きといった突発対応が多い赤ちゃんとの生活。常に段取りを意識するようになりました。また、お世話サービスの品質向上に取り組む中で、観察眼や細やかな配慮が養われたように思います。この辺りの「育児は仕事の役に立つ」手応えについては、個別に記事にしたいと思っています。

母親という肩書きには実はまだ慣れていませんが、赤ちゃんというゲストに満足してもらえるサービスを提供できるよう努めていきたいと思います。

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