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長寿と中年、そして結婚生活

人生の大テーマ

私のブログは、基本的に「幸せで落ち着いた中年以降の生活を送るには」を主要なテーマとしています。

もちろん、その中には仕事や家庭、趣味やお金などなどが切り離せないため、どうしても雑記ブログ的になってしまいますが、私自身はテーマブログと思っています。

で、このミドルエイジ(中年)が幸せで落ち着いた生活を送るためには、なによりもまず「お金」、次に「家族」と「健康」かな、と思います。
もちろんこの3つのサブテーマは単独で存在しているとは限らず、とても強い関連性を持つ場合があります。単独でも大きいテーマではありますがね。

それにしてもなぜ、ミドルエイジ(中年)にとってこの3つが数十年前に比べてはるかに大きな課題となったのか。それは言うまでもなく、寿命が延びたからです。さらに言えば、寿命が延びたにも関わらず、多くの高齢者が幸せそうに見えないからです。
もちろん、これは私の個人的感想でありますが、私は長く福祉畑で仕事をしているので、一般的な人たちよりたくさんの高齢者と接してきています。そのうえでの個人的感想です。

なぜだろう? どうすればせっかくの長生きを幸せに生きていけるのだろう?というのが素直な気持ちです。

さらに、これは高齢者だけの問題ではなく、ミドルエイジ(中年)にとっても由々しき事態なのです。当たり前のことですが、人はいきなり高齢者になるわけではなく、その前段階に中年期があります。この中年期でしくじってしまうと、取り返しのつきにくい状態になってしまうのではないかと思うのです。

少し考えるだけでもいくつものバッドエンドが思い浮かびます。

延びる結婚生活

寿命が延びた事により、最も大きな影響を受けたのは間違いなく家族関係、特に夫婦関係だと思います。自らだけでなく親世代の寿命が延びたことによる影響は多々ありますが、今回は特に夫婦関係に焦点をあてます。

結婚生活、何となく甘くて良い響きがありますよね。随分前の世代はそれこそ20歳前から20代前半に結婚し、子どもを育て、結構な割合で60代で亡くなっていました。それがだんだん長寿になり、そろそろ75歳を迎える団塊世代など、女性はもはや平均寿命が90歳に迫る勢いです。これって何を表すかと言えば、結婚生活が超長くなるってことです。最近でこそ30歳を超えて結婚することなど当たり前ですが、団塊世代ですとおそらく20代半ばくらいで結婚した人が多かったと思います。
例えば同い年25歳で結婚したとして、もし夫婦ともに90歳まで存命だったとした場合、単純に計算しても結婚生活65年です。あり得ないですよね!同じ人と夫婦生活65年て・・・
そりゃ、長年暮らしていても変わらずお互いをお愛しあい、良い関係を続けていける夫婦もいるでしょう、ごくまれに。

でも、ほとんどの夫婦はそんなことありませんよね。人は変わります。それが65年となれば変化しない方がむしろ異常です。
これは寿命が長くなりすぎたことの悲劇です、いや喜劇なのか・・・
あの有名なチャーミーグリーン幻想のような訳にはいかない現実の高齢夫婦には、とてもシビアな現実が待ち構えているのです。
このシビアな現実を乗り越えるには、鉄壁の健康と、安定の経済力、超絶のコミュニケーション力が必要だと思います。

ローマは一日にしてならず

そうです、この巨大すぎる課題に備えるには、ミドルエイジ(中年)からなのです。

世の中には、ほぼ惰性のように継続している夫婦がたくさんあります。無論それが悪いとは思いません。夫婦ってそんなもんでしょ的な考え方もあると思います。

でも、それは「幸せ」という観点から見るとどうなのかな、という思いがあります。
私はあくまで中年期以降の「幸せで落ち着いた中年以降の生活を送るには」というテーマを考察し実践したいのです。
このテーマに確定的な回答など多分ありません。だからこそ、いろいろな観点ややり方を観察し試していきたいと思っています。
それには、結局毎日を適当に生きずに積み重ねるしかありません、まさに「ローマは一日にして成らず」です。

このテーマは同じ境遇のみなさんと共有したいと思っていますので、折に触れて書いていきたいと思います。

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