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現金の価値の減り方は問題となるレベルか
現金の価値の減り方を詳しく見てみます。現金は1801年から1941年あたりまでは、概ね横ばいで推移しており、大きく価値を下げてはいません。しかしその後の1941年から2001年までの60年間で1/10以下にまで価値が減っています。この現金の価値の減り方は自分の人生にとって問題があるのか?
現在は人生100年時代と言われますが、引退を今時なので70歳とした場合、人生を終えるまでに30年もの期間があり
現金の価値は長期的に目減りする
このグラフはジェレミー・シーゲルさんが作った有名なもので、米国の株式、長期国債、短期国債、金、ドルにそれぞれ1ドルずつ投資した場合の、200年後のリターン(インフレ調整後のトータルリターン)を示しています。
このなかで現金(ドル)に注目すると価値が10分の1以下に減少しています。これはインフレによる貨幣価値の減少によります。少し前に老後2000万円問題で騒ぎになりましたが、老後を現金のみを蓄えて