見出し画像

12年ぶりにニコニコに自作ゲーム動画をアップロードした

私は今、働きながらも個人でゲーム開発をしているが、これは「学生時代に挫折したことをやり直す」という意義が大きいように思う。12年前、私は有り余った時間を注いで見てくれは派手な「完成すれば凄い」ものを作り、ニコニコに動画を投稿したりしていた。

もちろん完成するわけはなく投げ出したのだが、本気で応援するコメントもついていたりして、今見るとちょっと心が痛くなる。冷静に考えてしまうと最初から無理のあるプロジェクトで、きちんと作品をリリースできるレベルのクリエイターからすれば話にならないのだろうが、まぁワナビーあるあるなんだろう。

今作っている作品は、コンセプトも変えて1から作り直し2年近く経って、ようやく遊べるレベルまで来たのではないかと思う。自分自身でテストプレイしていて面白いので、需要だとかは置いといても、「作れた」という感触がある。

そして急にやりたくなったのが「当時の続きとして動画を投稿する」ということだ。もちろんこれで何かを取り返せるわけではないのだが、自分の心を整理するためにどうしてもしたい。(あと宣伝したら伸びるかもという下心)

せっかくだしあれこれ語りたかったので「ゆっくりムービーメーカー」で字幕を入れてみたが、驚くほど使いやすいし、何より語りたいことを語るというのは凄い楽しい。私よりも向いた人がいると思うのでゆっくり動画投稿者になるつもりはないが、なんで流行る(流行った)のかを今更理解した。

エンコードも、昔みたいに変なソフトを複数落とす必要もなく、ゆっくりムービーメーカーのメニューからワンタッチだ。20分の動画をエンコードするのに20分くらいPCが重くなるが、その間はスマホでも弄ってればいい。

あとはニコニコの動画投稿画面にドラッグアンドドロップでアップロードし、説明文やタグの設定をすれば終わりだ。再エンコードを防ぐための悪戦苦闘などもなかった(私が単に今回画質にこだわらなかったというのもあるが)。

昔の動画を見ると再生数4桁、コメントは2桁ついていた。それに比べてどうなるかは気になるところだが、まぁパっと見のインパクトに全振りしていた頃よりは伸びなくて当然だろう。そもそもニコニコや自作ゲームを取り巻く環境が変わっているし、「自作ゲーム」タグには再生数2桁コメント0の動画も少なくないので、同じようになる可能性も高い。

伸びたらいいなという下心はあっても、数字を求めるのならそのための努力が必要なことは分かり切っている。あまりそういうことをする気はないので、伸びないのならばそれも結果として受け入れようと思う。ゲーム開発も、動画投稿も自分のためにやっているのだ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?