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「挫折」という言葉、軽く使いすぎなのかもしれない

noteのヘッドラインを眺めていたら、ふと「プログラミングの挫折率は90%」という言葉が目に入った。

これ見て真っ先に出たのが、「母数が多すぎるんじゃないの?」という感想だ。確かに大学の情報学科を出てもコーディングを全くしない仕事に就く人は多いが、それでもせいぜい半分くらいだろう。

90%というのは「ネットで調べてやってみたけど諦めた」というのもカウントした数値で、これを例えば本を買った人、プログラミングスクールに通った人、と「挑戦した人」の母数を絞り込んでいけば割合はどんどん減っていくはず。

「挫折」って本来は、青春を捧げても夢がかなわなかったとか、仕事で大きな失敗をしたとか、そういう重い話に使われる言葉のはずで、それと比べるとなんか軽いように思う。いうなれば、「ゲームを買ったけど難しすぎて遊ぶのをやめた」のに近いような。

そう考えると、あんまり気軽に「挫折」を自称すると本当に頑張っている人に失礼なのかなとも思う。私なんかは高校~大学院までゲームに関わりたいと思ってプログラミングを勉強し続けていたが、就活で2社落ちただけで投げたので、これは挫折とは言わないんだろう。

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