子宮と向き合う~episode1

やっとの思いで子宮を摘出すると決めてクリニックに電話をしたら
先生が土曜日しか来ないというのでその時に紹介状を書いてもらうことになったのが前回までの話。

そして土曜日。
いつ紹介状を取りに行ったら良いのかをクリニックに電話すると

「え・・・お電話いただきましたか?記録にありませんが」
と言うではないか。
「はい?」

ワタシの中の怒りの導線に火が着いた。
と言ってもワタシの場合怒鳴り散らすのではなく
恐ろしいくらいに冷静になるのだけど。

最初は「先生も今日は急に帝王切開の手術が入って(先週の診察も同じ理由で遅れた)忙しいので今日中に紹介状が書けるかどうか・・」と言っていたが1時間後にかかってきた電話では
「紹介状が書けましたので今日取りに来られますか?」に変わっていた。
ワタシはクレーマー患者認定だろうなw

その時は時間的に無理だったので週明けに取りに行った。
もうこのクリニックには行くことはないだろう。
心の中で「サヨウナラ」と呟いた。

紹介状をもらえて仕事に行くまで時間があったので
予約を入れておこうと病院へ電話をする。
すると翌日の午前中に空いている時間帯があるとのこと。
これだったら仕事の前に行けるじゃないか。
なんとなくこれは流れのような気がしてすぐに予約を入れた。

産婦人科で担当のDr.の診察室の前で待っていた。
電光掲示板には番号が表示される。
ここでは名前ではなく受付番号で統一されていた。
そろそろ呼ばれるかな、と思ったその時担当Dr.のモニターが消えた。
え、診察終了!?
他の診察室に移ったのかと周りを見回すがそのDr.の名前は無く。
心配になり産婦人科の総合受付に行きかけた時ワタシの番号が呼ばれた。
モニターが復活していて番号が表示されていた。
うわ、焦った・・・
どうやら先生の操作ミスだったらしい(笑)

先生は若めな男の先生。
「このお兄ちゃん先生がワタシの担当なのか」という印象。
MRIの画像を見て「これは相当辛かったですよね」と。
「これは僕が診ても早めに取った方が良いと思うんだよね」と言われる。
そして来月(10月)に腹腔鏡で手術が決まりました。
若めな男の先生だと思っていたけれど後で見たら産婦人科の医長でした。
ひえー!
段取りも早いわけだ。

その後、手術前検査と生理を止める注射というものを打つ。
しかしこの後生理が来てしまい「え、これって不正出血!?」とパニックになって病院に電話する騒動が。
結論:生理を止める注射は一度では止まらないそうだ。何回か受けてやっと止まるものらしい。あー、ビックリした。
しかし久々の生理はやっぱり重くて「やっぱりこれを最後の生理としたい」と思った。より覚悟が決まった気がする。
気持ちの整理が完全ではなかったのでリアルで会った人にしか報告していなかったのですが「実は妹がね・・・」とかご本人が、など子宮関係で辛い思いをしている人って結構いるんだなと感じています。
手術を受けて自分がどう変わるのかは全然未知の世界だけど記録と報告が出来たらと思っています。

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