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#101 -また寝かしつけバトルが始まった。。。

最近、子どもの寝かしつけが難しくなりました。かなり。

なんでかって?それはボクが不甲斐ない親だからですよ。

でもね。長い長いイイワケさせて。

日の入りが21時ってゆーのが悪いのよ!!

ご存じかと思いますが、北欧地方では太陽が一日沈まない白夜というものがあります。エストニアはそこまで北ではないので、夏至の時でも白夜になるうことはないのですが、それでも白夜に近い状態にはなります。

4月1日の時点での日の入りは20時。(ちなみに日の出は6時50分)

4月30日の時点での日の入りは21時。(ちなみに日の出は5時24分)

この1ヵ月の間に日の入りも日の出も1時間ずつ変わっています。

5月の末にはここから更に一時間ずつ・・・・

そして夏至の日には、

日の出 4時3分

日の入り 22時40分

となるのです。


陽落ちねば子も寝落ちせず


という言葉があるくらい(今作っただけ)で、
どうも、外が明るい=遊びの時間と捉えてしまい、
寝入りの時間にも文句ブーブー言うようになってきました。

遮光カーテンを使用しているので部屋の中は暗いのですが、
この布の向うにはまだ明るい世界が広がっていることを知っているので、
カーテンをシャァァぁって開けては、「ほら、まだ明るいじゃん!!」
とまるでボクたち親が嘘を言っているような始末・・・

でもこの「外が明るいうちは外で遊びたい」という気持ちは痛いくらいにわかるのです。

なぜならエストニアは今、長い長い長ぁーーーーーい長い長すぎる長い冬が終わったばかり。この瞬間(とき)は老若男女が待ち焦がれていたモーメントなのです。

夏の日がこれほど長いということは、
冬はその逆。いつも暗い。気が滅入るくらいに。
朝の9時でも「お前はそれでも朝を名乗るかっ!」と叱咤したくなるほどの明るさ。

初めて会うエストニア人に、

「エストニアの冬、寒すぎない?」

とよく聞かれるのですが、

「いいえ、寒すぎではないですが、暗すぎです」

と答えると、苦笑する。「だよね」と。

この暗い冬だけは月日が経っても慣れるものではない。。。

Winter Dipression、S.A.D シンドローム、これらのことにはまた別の記事で触れるとします。

そんな待ち焦がれた温かく日の長い季節はオトナも子どもも可能な限り外にいたい。そしていつも遊んでいるお隣さんの子どもたちの遊び声が耳をすませると微かに聞こえてくるとなおさら。

しかぁし

まだまだ幼児である以上、睡眠時間はしっかりとらねばいけません。

過去の記事でも書いたのですが、エストニアの幼稚園では昼寝があります。

がっつりMAX2時間も。

なので基本夜は日本の子どもたちよりも寝るのが遅い。

うちも20時から21時くらいの間が一般的ですが、

夏の時期になると21時をこえてくることが多くなってきます。
夏はよく21時、22時過ぎても子どもと一緒に外を歩いている親子の姿をみることもあります。最初その様子を見た時はびっくりしましたが、
住み始めてみると、まぁわからなくもないです。

不思議なことに日が長いと体も不思議と元気になります。
まるでソーラー発電です。
夏は多少睡眠時間が短くとも心身共に元気にやれてしまいます。
もちろん冬はその逆。

幼稚園の昼寝でベホマされた状態になり、
外で遊んでソーラー充電満タンになった子どもたちを
夜、まだまだ明るい外を遮光カーテンでさえぎり、
「さぁ寝ますよ!」
というのは中々のバトルなのです。

画像1

先週撮った写真です。

何時だと思います?

正解は


20時ちょうど。


この、短い短い初夏を子どもと一緒に存分に楽しみたい!という反面、しっかり睡眠時間をとらせたい!という気持ちのバトルが日々繰り広げられるます。こればかりはこの地域に住んだことのない人は解りにくいかもしれません。


体力をめっちゃ消費するスポーツでもやらせましょうかね・・・


昨夜は22時をこえてしまったので、今夜は絶対21時半には寝かせるぞ!!


たぶん!


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