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シン・ニホン

このnoteは最初に宣言しますが、内容(メッセージ)が無いのであしからず。。。

少し前から色んな所で話題になっている本「シン・ニホン」を読んでみた。
著書の安宅和人さんの本は「イシューからはじめよ」以来、約9年ぶり2度目な感じか。
手元にあった「イシューからはじめよ」が2010年12月11日(第1版 第1刷)で、今回の「シン・ニホン」が2020年2月20日(第1版)なので、時が経ったのを意識せざるを得ない。

「イシューからはじめよ」は、当時某MBA過程にいるときのクリティカル・シンキングのクラスで「イシュー」という言葉が多用されていた関係もあったのと、そうは言っても日本人にあまり馴染みない「イシュー」という言葉についてもっと深く知りたかったときに、たまたま書店でこの本を見つけて読んだのがきっかけ。
内容は「イシュー」に限らず、ビジネスをする上での物事の考え方、ストーリーの組み立て方、表現方法、、、と多岐にわたる内容(だから「イシューからはじめよ」という題名なのかもしれない)で何度も何度も読んで自分の血肉になった数少ない本の1冊。
それからというのも、この本は後輩とか同僚とか事あるごとに読めと勧める本の1冊。

さて、今回のシン・ニホンについては、正直何を書いて良いのか迷っている。。読んで自分の中で気づきとか考えさせられる内容は多々あったんだけど、それをうまく言語化するまで消化しきれていないというのが正直なところ。
400ページを超える肉厚な内容ながら、著者の類まれなる文才のおかげかあっという間に読み終えてしまった。

だからこそ自分の中で内容を反芻して、これを自分が今関わっているビジネスにどう反映・展開するべきなのか、しないべきなのか、自分の生き方をどうするか、まだ小さい自分の子供に対してどのような教育というか環境を与えるのか等々感がさせられることが多すぎて、当然まだ考えが全くまとまっていない。。

本の中で展開される内容に関しては自分が元々感じていたコト以上に深刻だけど希望にも満ちている内容ではあった。
そして拭いきれないこととしては、この本に書いてあることを概ね正しいと思わされ、迫りくる未来とそこに対する打ち手(の方向性)を指し示してくれてはいるが、100%この内容を信じ切ってしまっっていいのかと思う自分もいる。
ただこの本は、様々な時間軸におけるの日本と世界の比較を定量的にまとめられている数少ない本であり、すでに突入し始めている「AI✕データ時代」の荒波を乗り越えるためには誰しもが最低限認識しておかなければいけない共通認識≒イシューがここにはあるのは間違いない。

この本を読んでやるべきことは、著書の中にも書かれているアラン・ケイの以下の言葉どおりなんだと思う。

未来を予測するのに一番いい方法はそれを発明することだ。
The best way to predict the future is to invent it.


この本は時間をおいてまた読み返してみると、また違った気づきや発見があると思うので、そのときに改めて「シン・ニホン」とそれに連なる自分自身の思いを書き綴ることができることを願って。



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