吾妻巧

名状しがたき小説家見習いっぽい何か

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最近の記事

2023年のゲームプレイを振り返る

 こんにちは。  年の瀬も迫りに迫った2023年12月31日。  今年もたくさんのゲームをプレイしてきました。なので、改めて簡単なレビューを添えつつ、今年プレイしたゲームを振り返って行こうと思います。  振り返りにあたっては、PlayStationが毎年年末に公開している、その年のプレイデータを見れる機能「あなたのPlayStation®2023」を使っていきます。 ※ゲームの振り返りにあたって、必ずしもポジティブな感想になるというわけではなく、素直な感想としてネガティブな

    • 【レビュー】Sea of Stars【ネタバレあり】

      クロノ・トリガーやマリオRPGを彷彿とさせるビジュアルやシステムで2023年8月29日にリリースされ話題を呼んでいる『Sea of Stars』を真エンディングまでクリアしたので、その感想・レビューを書いていこうと思います。 ▽Sea of Starsというゲームはどんなゲームか?  最初にも書きましたが、本作はクロノ・トリガーやマリオRPGなどSFCで発売されていたオールドスタイルのJRPGに寄せて作られた作品です。  クオリティの高いドットグラフィックや、シンプルなタ

      • Project:;COLD case.613個人的総括

         こんにちは。  初めましての方は初めまして。吾妻巧と申します。  Twitter・Youtubeを舞台に繰り広げられたProject:;COLD case.613が先日2021年の2月7日完結いたしました。私も当企画にはいちユーザーとして12月初め(第二話公開前ごろ)から参加させていただいておりました。  まず、2020年11月から始まり、年をまたいだ2021年2月までという長期間における企画の遂行をした運営様、そして自分と同じく企画への参加を行ったユーザーの皆様、お疲れ様

        • Project:;COLD経過報告覚書 12/24版

           当エントリは2020年11月より始動したProject:;COLDについての解説を主目的としたものです。そのため途中展開についてのネタバレを含みます。ネタバレに関しては公式より推奨されておりますが、後日展開を追う場合はご注意ください。 ▼Project:;COLDとは? Project:;COLD(正式名称:Project:;COLD case.613)は、「現実と仮想が交錯する不可逆性SNSミステリー」と題されたYoutube・Twitterを主に舞台として描かれるユー

        2023年のゲームプレイを振り返る

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        • シャニマス考察
          1本

        記事

          水着に着替え、三峰結華は一歩先へと進んだ

          注釈) 当エントリでは、【く ら く ら】及び三峰結華の既存カードへのネタバレを含みます。ネタバレを了承できる方のみの閲覧をよろしくお願いします。 また、考察内容も深読み考察となっております。その点もご了承ください。  『【く ら く ら】三峰結華』とは、2020年7月31日に実装された三峰結華4周目のpSSRカードであり、初の水着衣装カードとなります。 また、三峰3枚目のpSSRとなる【NOT≠EQUAL】は2019年8月19日の実装であったため、およそ1年ぶりの新カー

          水着に着替え、三峰結華は一歩先へと進んだ

          シンデレラガールズというコンテンツ

           アイドルマスターシンデレラガールズというコンテンツがある。  なぜ『コンテンツ』と称するのか。それは、アイドルマスターシンデレラガールズ(以下:シンデレラガールズ)が枝葉を大きく広げる、非常に多岐に渡る複合型のコンテンツだからだ。  まず、その枝葉の中央にあるのはもちろん『アイドルマスター』だ。  初代アーケードゲームから始まり、今もなお新作ソフトがコンシューマーで出続けている、10年以上の歴史があるアイドルゲームの金字塔とも呼べる存在である。  プレイヤーは765プロ

          シンデレラガールズというコンテンツ

          図書館

           #深夜の真剣文字書き60分一本勝負 にて書いたものです。  静寂が息をするように、この場所はとても静かだ。  勿論、それが嘘なのだと、ぼくは知っている。  ぺたり、と。かつり、と。撫ぜるようにフローリングを蹴る音。  ぱらり、と。ぱたり、と。肌に触れるように優しくページをめくる音。  不規則でありながら、重なり合ってリズミカルに流れるそれらの音は、まるで時計の針が歩く音のようで、『静寂』を奏でている。  ここは図書館。  幾千、幾万もの書籍が眠る迷路。  その中を、ぼくは