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2023年のゲームプレイを振り返る

 こんにちは。
 年の瀬も迫りに迫った2023年12月31日。
 今年もたくさんのゲームをプレイしてきました。なので、改めて簡単なレビューを添えつつ、今年プレイしたゲームを振り返って行こうと思います。
 振り返りにあたっては、PlayStationが毎年年末に公開している、その年のプレイデータを見れる機能「あなたのPlayStation®2023」を使っていきます。

※ゲームの振り返りにあたって、必ずしもポジティブな感想になるというわけではなく、素直な感想としてネガティブなものも出てきます。その点をご了承ください。

▼1月

▽龍が如く 極2

 2023年初プレイは「龍が如く 極2」……というわけではなく、総プレイ時間と月のプレイ時間を見ればわかるように、年を跨いでのプレイです。
 タイトル選定の理由は「PlayStation Plusのゲームカタログとクラシックカタログでで全部配信されているし、如くシリーズを全部プレイしよう!」といったもの。なお、「極」「0」「7」は実況プレイで見たことがあるので、除外することにしました。
 「極2」は過去に「JUDGE EYES:死神の遺言」をプレイしていたこともあって、如くシリーズ初プレイではあったものの比較的スムーズに遊べたかと思います。ただ、
 「野良ヤクザなんかを倒す」→「お金を拾う」→「食事でポイントを稼ぐ」→(繰り返し)
 という流れで結構簡単に強化ができてしまうので、若干物足りなさはありました。(JUDGE EYESもほぼ同じですが)
 ストーリー自体は「龍が如く/極」からそのまま繋がるものなので、分かりやすさはあります。ただ、要所要所が演出重視のご都合に見える部分もあって、やや冷める部分でもありました(特にラスト)。
 総評として、それなりに楽しめた作品ではありました。

▼2月

▽龍が如く5 夢、叶えし者

 「龍が如く 極2」から「龍が如く5」へ。突然飛んだかと思わせてしまいますが、あくまでも「その月で一番長くプレイしたタイトル」なので、「龍が如く5」が多かったというだけです。実際、先月の「極2」以降も「龍が如く3」「龍が如く4 伝説を継ぐもの」と続けてプレイしております。
 この「龍が如く5 夢、叶えし者」ですが……正直に言って、結構しんどいタイトルでした。
 「龍が如く3」で描かれる沖縄での生活は、子供たちのふれあいがあったり、沖縄の極道組織である琉道一家との絆を作っていく過程など、見ごたえのあるドラマがありました。
 「龍が如く4 伝説を継ぐもの」では、名前だけは出ていた真島の兄弟分である冴島大河が主人公として追加されたり、キャラクター性が際立っている秋山駿が新たに主人公として登場したりと、これもまた見ごたえのある物語が展開されており、それなりに楽しめたものです(ただ、桐生一馬の物語としてはやや薄味ではあった感覚もありますが)。
 しかしこの「龍が如く5 夢、叶えし者」。どうにもメインの物語がパッとしないというか、「中州」「すすきの」「栄」など様々なマップが登場しオープンワールドとしての遊びが増えた分、物語が雑になったような感覚を受けました。特に主人公の一人にまでなった遥の話が強引そのもので、アイドル活動の話は見ていてきつかったのでライブパートの会話等はほぼスキップしたほどです。(この後、「龍が如く6」もプレイしているのですが、レビュー等で散見される6での遥に対する批判も、元を辿ればここで社長が強引な手を使ったから、と思ってしまい、後になっても改めて評価が思わしくないタイトルと言わざるを得なく……)
 また、主人公の一人である冴島大河に関しても、北海道のマタギとして遊べるパート自体は画期的なのかもしれないのですが、4で一度やった刑務所に収監されたシチュエーションをもう一度やる、というのは食傷と言わざるを得ませんでした。
 プレイ時間こそそれなりに長いものの、あまりすっきりと面白かったと言えるタイトル出なかったのが残念でした。

▼3月

▽地球防衛軍5

 EDF! EDF!
 アクションRPGばっかりプレイして疲れてきたからやっぱりスッキリしたいよなぁ!
 そんなノリで始めたのが地球防衛軍5
 みなさんご存じ、処理落ちするほど無数に表れる巨大な虫やらUFOやらを打ちまくる極限状態STG
 あふれ出る敵に唸るPS4。
 銃を撃ちまくっても処理が追い付かず呻く自分。
 しかしそれを突破したときの快感と、ベタもベタで駄菓子的なチープさのあるストーリーは面白いの一言。
 ストレスとカタルシスが絶妙な紙一重。
 そう、分かりやすく面白さと気持ちよさのあるゲーム。
 それが地球防衛軍5。

 ちなみにこれもPlayStation Plusのゲームカタログにて配信がされているタイトルです。
 ストレス発散に軽く遊ぶだけのつもりがクリアまで遊んでしまっていました。なお地球防衛軍シリーズ自体もプレイはこのタイトルが初でしたが、詰まることなく遊べました。初プレイに非常に向いたタイトルでお勧めです。

▼4月

▽アサシンクリード エツィオコレクション

 そして4月。ここで初めて手を出したタイトルがこの「アサシンクリード エツィオコレクション」です。
 歴代最強のアサシンと言われるエツィオ・アウディトーレの生涯を描く「アサシンクリード2」「アサシンクリード ブラザーフッド」「アサシンクリード リベレーション」の3作がまとまったのが、この「エツィオコレクション」で、一つのタイトル扱いなので総合プレイ時間が格段に伸びています。4月はほぼ「アサシンクリード」尽くしでした。
 以前から友人に勧められており、ようやくプレイに至ったタイトルではあったのですが、これがまた面白く、お勧めされるのも納得といったものでした。
 実際の歴史を下敷きにし、その裏で暗躍していたというアサシンを丁寧に描いているストーリーには驚かされっぱなしで、最終的に実在したローマ教皇をラスボスにしてしまっているというところにも感嘆するほど。
 細かな……いや結構大きな部分でアクション面の不満は無きにしも非ずではあったのですが(パルクールが本当に難しい。細かな操作ができない)、それを踏まえても十分なゲーム体験を得られた作品だと思います。

▼5月

 そんなわけで「エツィオコレクション」には3タイトルも含まれていたため、5月に入ってもプレイしっぱなしでした。しかし、プレイ時間を見て分かるように、この月はそもそもあまり遊んでいません(とはいえ、「エツィオコレクション」の最後に当たる「アサシンクリード リベレーション」はクリアまで行ってます)。
 それはなぜか。
 そう、5月にはこれが発売になったからです。

▽ゼルダの伝説 ティアーズ・オブ・ザ・キングダム

 「ゼルダの伝説 ブレス・オブ・ザ・ワイルド」の正式続編にあたる「ゼルダの伝説 ティアーズ・オブ・ザ・キングダム」

 その総プレイ時間、なんと173時間!(5月だけというわけではありませんが)
 だらだら遊んだ……というわけでもなく、それなりに普通にプレイした結果なのでかなりのボリューム。そしてなおかつ、面白い。面白すぎた。2023年で一番のゲームタイトルと言っても過言ではありません。
 最も大きな点は前作BotWに比べてストーリー面が圧倒的に強化されていたところでしょう。
 細かな部分はネタバレになるので省きますが、ハイラル史に関わるストーリー展開や、マスターソード、ゼルダ姫など、「ゼルダならでは」の部分がしっかりと描かれていて、同じフィールドやシステムを利用しているにもかかわらずBotWとは全く違うと言っても過言ではないプレイ感覚を得られるのは「続編」として大正解の作りになっていました。
 ただ、今作ではBotWから空と地底のフィールドが追加された形にはなっているのですが、特に地底が地上と全く同じだけの広さがあるため探索に時間がかかり、ゲームプレイ自体が間延びする(また、探索に作業感が出てくる)という点があり、そこがややマイナスに感じたのは否めません。
 とはいえ、メインシナリオは当然、アクション面での強化、そしてウルトラハンドなどの圧倒的自由度から「続編」として完璧なまでに作り込まれている設計はそうしたマイナス面を補って余りがあり、大満足の出来としか言いようがないものがあります。

▼6月

▽ルーンファクトリー4 スペシャル

 タイトルとして最もプレイしたタイトルに挙げられてはいるのですが、正直なところ5月の「ゼルダの伝説 ティアーズ・オブ・ザ・キングダム」がこの月にも跨っているので、実際はあまりプレイしたタイトルとは言い難かったりします。最後(スタッフロール)まで遊んでいません。
 プレイした感想としては、牧場物語を好きで遊んでいたので、主だった部分はすんなりとプレイ出来た感じでした。ただ、細かい部分でバグがあったり、台詞が物足りなかったり、やや作りが雑に感じたりと、満足に遊べたという感じがなかったのが正直なところです。それに一番は、好みの女性キャラがいなかった(結婚が一つの大きなイベントなので)というのが結構大きかったです。

▼7月

▽ファークライ6

 PlayStation Plusのゲームカタログに追加されたことと、FPSを何となく遊びたくなったということで遊んだのが「ファークライ6」
 「ファークライシリーズ」自体が初プレイでした。
 プレイ時間から分かるようにあまり遊んでいません。シナリオでは第一章に当たる部分をクリアした程度……だった気がします。正直、それなりに面白く遊べたタイトルでもあったので、再開したいとは思ってます。

▼8月

▽逆転裁判123 成歩堂セレクション

 8月に手を出したのは前から気になっていた「逆転裁判123 成歩堂セレクション」
 これはPlayStation Plusで配信されているタイトルというわけではなく、セールで購入したタイトルです。(3作品まとまって990円という格安なので、まだプレイしたことがない人にはお勧めです
 プレイ時間が伸びていることから分かるように、収録されている「逆転裁判1」から「逆転裁判3」まで通しでプレイしています。要するに、それだけハマって遊んだとも言えます。いや実際にドハマりしました。
 何しろ、話が面白い。
 「逆転」という冠が表わすように、展開がひっくり返るわひっくり返る。予想のつかない物語、それなのに話の流れは丁寧なのでそれを動かすのは選択していく自分。だからこそ与えられるカタルシスは最高の一言。
 2023年にプレイしたタイトルの中でも上位に入るほど、満足度が高く面白かった作品です。24年に「逆転裁判456」が一つになった「逆転裁判456 王泥喜セレクション」が発売されるので、プレイしたいと思ってます。

▼9月

▽Sea of Stars

 9月はインディーズゲームとしてNintendo Directなど発表当時から注目を浴びていた「Sea of Stars」がPlayStation Plusのゲームカタログでデイワンタイトルとして追加されたので、プレイしました。
 「Sea of Stars」に対するレビューは別のエントリでまとめていますので、詳細はそちらを見てもらえると嬉しいです。
 ここでも簡単に書かせてもらうと、正直期待外れのものでした。
 グラフィックや戦闘システムなど、分かりやすい部分は一目でクオリティが高いと分かるほどに作り込まれているのですが、シナリオ部分がどうにもこうにもチープと言わざるを得ないものでした。
 90年代JRPGの雰囲気を味わうだけなら十分かもしれません。ただそれだけ、という感想が正直なところです。そういう部分を重視する人には満足かもしれませんが、シナリオを重視する自分には楽しめませんでした。
 2023年に遊んだゲームタイトルの中で、残念なことに良くない意味で最も思うところがあったタイトルです。

▼10月

▽ペルソナ4 ザ・ゴールデン

 10月にプレイを始めたのが往年の名作「ペルソナ4 ザ・ゴールデン」です。
 2022年も年末に「ペルソナ5」をプレイしており、年末にかけて腰を据えて遊ぶRPGをやりたくて暖めていたタイトルです。(結構前の段階で購入していました)
 プレイ時間は合計で92時間。年間トップは5月の「ゼルダの伝説 ティアーズ・オブ・ザ・キングダム」がダントツで、それに次ぐのが4月の「アサシンクリード エツィオコレクション」なのですが、「エツィオコレクション」は3作品の累計なので、PlayStationの単独タイトル総プレイ時間では実質年間トップになっています。
 去年プレイした「ペルソナ5」の経験もあり、スムーズに遊べた部分はあったのですが、逆に自動生成ダンジョンやペルソナの加入、「ペルソナ5」にあったバトンタッチがないことなどシステムの違いもあり、結構戸惑う部分もあったりはしました。
 ゲームプレイでは通しでのプレイ時間が大きく伸びることを前もって分かっていたので、ある程度攻略データを見ながらになっていました(流石に2週3周とプレイすると時間が跳ね上がってしまうので)。そうした面もあって、初めから真エンディングに行くことができました(とはいえ、全部を見たわけではないので一度バッドエンドを踏んでいます)。シナリオは非常に満足いくものでした。そりゃあみんなナナコンになるよ。
 ペルソナは来年「ペルソナ3 リロード」が発売されるので、機会があればそちらも遊んでみたいと思ってます。「ペルソナ6」も早く発表されると言いなぁ……。

▼11月

▽アサシンクリード ユニティ

 11月は「アサシンクリード ユニティ」なのですが、この前に実際は「アサシンクリード3」を遊んでいます。
 「アサシンクリード3」は「アサシンクリード2」から繋がる、現代編主人公であるデズモンドのサーガ最後を描く作品であるため締めとしてプレイしたというのが最も大きな理由です。
 ただ、実際にプレイした感覚としては……パッとしなかったというのが正直なところ。物語の舞台としてのアメリカ独立戦争期が描かれているのは興味深くはあったのですが、主人公のコナーに対してあまり魅力を感じられませんでした。メインだけをパッと終わらせて、次に移っています。
 そして次に遊んだのが「アサシンクリード ユニティ」
 舞台は変わってフランス革命期のフランス。どこかで聞いたことのある地名や人名がこれでもかと飛び出てくるので、ワクワク感は非常に高く遊べました。
 また、主人公のアルノがフランス的な伊達男で、どこかエツィオを思い浮かべる部分もあり、見ていてドラマ性が感じられる部分も良かったです。
 「アサシンクリードシリーズ」はこの先にも「アサシンクリード シンジケート」「アサシンクリード オリジン」「アサシンクリード オデッセイ」とゲームカタログで配信されているタイトルが残されているので、そちらも追々プレイしていこうと思ってます。

▼12月

▽Powerwash Simulator

 12月。年末。
 つまり大掃除だ!
 というわけで、PlayStation Plusのフリープレイで配布された「Powerwash Simulator」が12月最もプレイしたタイトルでした。
 元々セールになった際にでも購入しようかと思っていたのもあり、フリープレイでの配布には大喜び。その勢いで喜び勇んでプレイという流れです。
 正直に言ってしまえば、水をかけただけで傷なんかもなかったかのように新品同然綺麗になったり、屋内や機械など場所を問わず水をかけまくっても良かったりと「その掃除の仕方ってあり得ないよね」といったツッコミも思い浮かぶ部分がないとは言えないのですが、それはそれ、汚かった場所が綺麗になっていくのは気持ちがいいもので、ついつい高圧洗浄機を振り回してしまいます。
 結構な時間をすでにプレイしてしまっているのですが、それでもまだまだ遊びきれて、否、掃除しきれていません。多分年を越しても高圧洗浄機を握っている気がします。
 みんなも高圧洗浄機を手に取ろう。マルチプレイもできるよ。

▼1年を振り返って

 今年もたくさんのタイトルを遊んできました。
 「ゼルダの伝説 ティアーズ・オブ・ザ・キングダム」のようにNintendo Switchで突出したタイトルがあるものの、これだけ多く遊べたのはPlayStation Plusのサブスクリプションサービスが大きいのは間違いありません。
 「アサシンクリードシリーズ」「スターオーシャン6」「ドラゴンクエスト11S」「聖剣伝説3 TRIALS of MANA 」などまだまだ遊びたいタイトルは山積み。更に言えば、毎月何かしら追加されるのも楽しみになっています。傾向的に追々「龍が如く7外伝」「龍が如く8」も追加されるんじゃないかと予想しています。値上げにこそなりましたが、まだまだ継続して加入しておきたいところです。
 とはいえ、個人的に満足度が高かったタイトルを思い浮かべると、「ゼルダの伝説 ティアーズ・オブ・ザ・キングダム」「逆転裁判123 成歩堂セレクション」「ペルソナ4 ザ・ゴールデン」と、サブスクリプションサービス外で別に購入したタイトルだったりするのも面白いところ。買ったからには遊びつくそうというモチベーションがあるのも間違いないでしょうし、「逆転裁判」「ペルソナ4」のように古いタイトルでもサブスクリプションに入らないだけのタイトル的魅力があるというのも間違いないかと思います。
 そうした点を鑑みても、サブスクリプションで完結せず色々なところへ手を出していきたいとは思うところです。

▽来年のこと

 来年には今のところ期待している新作タイトルがあまりないというのが実際のところ。
 しいて言えばDSの時に気になってはいたものの遊ぶ機会のなかった「アナザーコード リコレクション」、ヴァニラウェア新作の「ユニコーンオーバーロード」あたりに注目なのですが、すぐに手を出すかどうかは少し考えるところではあります。
 むしろ、新作ではないのですが、既に一度プレイしてはいる「Cyberpunk2077」、そのDLCである「PHANTOM LIBERTY」はPS4で遊べなかったりするので、いっそPS5や新PCなど環境面でも整えるのはアリかな、と思うところでもあったりします。ナイトシティにまた行きてぇよ……。

 そんなわけで、個人的な感想をまとめただけの散文となりましたが、このあたりで締めさせていただこうかと思います。
 皆様、良いお年を。そして来年もまた良いゲームプレイを。


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