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70歳になって、すごいことがわかった、伝説のメンターの話〜なぜ、あの人は、私を理解してくれようとしないのか?〜


古いレールから乗り換えよう。時代は新しいレールへ。


私たちは、何歳まで変化し、成長し続けることができるのでしょうか。
スキルやテクニックなど、およそ人間の身体的・肉体的な「やり方」に属するものは、もしかしたら、年齢を重ねるにつれ、止まったり、衰えたりするものもあるかもしれません。
でも、佇まいや姿勢、存在感など、およそ人間の精神性・成熟性といった「あり方」に関するものは、その人次第で、年齢を重ねるに沿って、深まったり、高まったりすることもあるのではないかと感じます。


令和の時代、そしてWithコロナの時代は、「あり方」の時代になっていくと思います。

これまでは、目を外に向けて、社会の中でどう上手くやっていくか、どうしたら、この社会に適合し、成功するかといった「HOW TO=やり方/LIFE STYLE」がフォーカスされ、よりよく成長しながら生きていくという視点が主流でした。これからは、指を自分に向けて、ありのまま、あるがままの自分とつながって、日々、自分はどうありたいかという「BEING=あり方/LIFE STANCE」をセンターにして、自然に豊かに生きていくという観点にシフトしていくのではないでしょうか。

長年、日本中のいい会社と呼ばれるありとあらゆる企業を訪問し、その本質を洞察し、その経験を活かして、のべ10万人以上の人の行動を変容させてきた、大久保寛司さんという「伝説のメンター」がいらっしゃいます。

大久保寛司さんは、人は「あり方で生きていく」ことでこそ、自分のあるがまま、ありのままで生きることの喜びや大切さについて気づき、結果、自分や周りの人が幸せになるというシンプルで奥深いお話を、日本中で伝えている方です。


■幸せと成功の方程式が変わっていく


大久保さんのお話を聞いていると、なぜか、肩の力が抜けて、社会や人間関係といった、外側に向かっていた意識がほぐれ、「あり方で生きる」ために大切なのは、まず、「自分と対話する」ことなのだということに気づきます。

つまり、自分にとっての幸せや成功は、外側にあるのではないのです。

だから、外側をいくら探しても、外側をいくら彩っても、決して、自分にとっての幸せにはたどり着けない。幸せと成功は、真逆の自分の内側にある、だから、自分と対話し続けることが大切なのだと思います。

大久保寛司さんの言葉には、「あり方で生きる」ためのヒントがたくさん詰まっています。
その言葉の中から、1つご紹介します。

■指を自分に向ける

「なぜ、人は自分の話を聞いてくれないんだろう?」

「なぜ、頼んだことをやってくれないんだろう?」

「なぜ、彼は私の意見を理解してくれないんだろう?」

全て、指を自分に向けないといけないんです。

これは全ての問題を解決に導く入口の言葉なんです。

指を自分に向ける。これだけで解決できる可能性が出てくるんです。

指を自分に。

「なぜ、人は自分の話を聞いてくれないんだろう?」
→自分がどう変わったら、人は話を聞いてくれるようになるだろう?

「なぜ、あの人は頼んだことをやってくれないんだろう?」
 →自分がどうしたら、相手は頼んだことをやってくれるようになるだろう?

「なぜ、彼は私の意見を理解してくれないんだろう?」 →自分がどうやり方を変えたら、彼は話を聞いてくれるのだろう?

人は、自分を変えようとせずに、相手を変えようとするんです。

はい、ここでキーワードです。

人を変えることはできない のです。

無理ですよ。人を変えることはできないんです。

それが人間関係の本質です。

これが本当にわかったとき、周りへのアプローチが変わります。

変わったときにどうなるか、周りが激変します。

信じられない変化がおこります。

最近、私も70歳になって、すごいことがわかったんです。

「70歳になって、ほとんど何もわかっていないことがわかったんです」笑

本当なんです。こんなに自分はわかっていなかったのか。こんなに自分はできていなかっ たのか。そう思うことがスゴイ増えています。

傍からみると「大久保さん、えらく謙虚になったね」と言われますが、全然、謙虚になったわ けではなく、自分を正しくみられるようになった、認識できるようになっただけなんです。

謙虚って姿勢には、時に、嘘が混じってしまうことがあります。

謙虚な人は、自分ができていないことがわかっている人です。

本当に自分を客観的にメタ認知できたら、人は傍から見て謙虚な動きしかできなくなるんです。 偉ぶる人というのは、多分、自分が見えていないんです。

人は限りなく己が見えていないんです。

だから、常に、指は自分に向けるのです。

【大久保寛司】



10万人以上の行動を変容させてきた、伝説のメンターが問いかける「自分と対話する」ための本、それが「あり方で生きる」です。
もし、ピンときましたら、ご一読いただければと思います。

■書籍「あり方で生きる」には、章ごとに、大久保寛司さんの音声ナビゲーションが付いています。

「はじめに」、「おわりに」の部分は、無料で聴けますので、よろしければ、こちらから、聴いてみていただければと思います。


■「あり方で生きる」大久保寛司

大久保寛司(おおくぼかんじ)「人と経営研究所」所長

日本IBMにてCS担当部長として、お客様重視の仕組み作りと意識改革を行う。退職後、「人と経営研究所」を設立し、20年間にわたり、人と経営のあるべき姿を探求し続けている。「経営の本質」「会社の本質」「リーダーの本質」をテーマにした講演・セミナーは、参加する人の意識を大きく変えると評判を呼び、全国からの依頼が多数寄せられ、延べ10万人以上の人々の心を動かしてきた。
特に、大企業・中小企業の幹部対象のリーダーシップ研修、全国各地で定期的に開催されている勉強会では、行動変容を起こす人が続出している。
著書に、『考えてみる』『月曜日の朝からやるきになる働き方』『人と企業の真の価値を高めるヒント』など多数。


想いを込めて作った書籍を応援してもらうことに繋がり、大変嬉しく思います。 また本が売れなくなっているというこの時代に、少しでも皆様にお伝えしたいという気持ちの糧になります。