見出し画像

疲労回復α波を生演奏で聴きたい。

僕の暇な日には二種類ある。

一つは、本当に何もすることがない時。

そしてもう一つは、するべきことを棚に上げている時だ。

今日はまさに後者だった。
朝の9時から始まる授業を寝過ごし、昼に起床、そしてウーバーイーツを注文し、その後ユーチューブを脳死で垂れ流し、パスタを茹で、市販のソースを絡ませて口に押し込む。
行動はこれだけだ。
が、ここに書いていることのみで1日が終了するはずもない。きっと、今日という一日の中の99パーセント以上を占めているダークマターは、それこそ宇宙とか4次元とかいうわけのわからない空間に飛んでいってしまったのだと思う。

でもこれは本当に許して欲しいのだ。

世の中には、毎日精力的に動いていても心身が疲れない猛者がいるらしい。
僕は、そんな人間が存在する事自体が迷信だと思っているのだが、どうやら話を聞く限り、そのような人間が世界の何処かにはいるようなのだ。

まあそれはイチローくらい凄すぎるので例外としても、日本人は少なくとも週に5日は働いている。刻一刻と衰えていく身体に鞭を打ち、憔悴し痩せ細っていく心には何も与えない。そんな生活をしている人が世の中の大多数らしい。

信じられない。

僕という1個体は、3日に1日、20時間ベッドに横たわる日がないとまともな人間としての形を保っていられない。4日連続とかでバイトに行った日には、僕は奇声を発する。客がいなくなった瞬間に、隣町まで響くような超高音を口から吐き出す。反射で。

休みの日が週に3日はないと僕は壊れる。先週まで本当に忙しかった。夏休みからの高低差で、耳の鼓膜が破れてしまうかと思った。

だから今週、僕は壊れた。
外に出るのをやめた。食って寝て、スマホ見て、食って寝て、スマホ見て。

本も読まないし、映画も見ない。課題もしないし授業もうけない。そんな毎日を送っている。

なんて怠惰な、弱い人間なのだろう。

いや、僕が弱いんじゃない。人々が強すぎるのだ。

んーー、僕が弱いな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?