デジタルデトックス
ある夏の日
携帯もまともに繋がらない山奥の温泉に滞在したことがある。
デジタルデトックスという言葉が流行っていた頃。
あれこれ通信機器に囲まれて、ちょっと疲れていた時だった。
本や雑誌をたくさん持ち込んで
素泊まりの部屋に泊まる。
気ままな温泉タイム。
テレビは早々にコンセントを抜いた。
本を読み
朝も昼も夜も、温泉につかる。
他のお客はさほど多くはなく
いつも静かにつかっていられた。
最高の時間。
インターネットが繋がらないというのは
こんなにもたっぷりの時間を得られるということなのだな、と思った。
とても素晴らしい時間だった。
SNSも増え
あれもこれもアカウントを作ってチェックしているだけで
いつの間にか1日が終わりそうな現代。
デジタルデトックスといわないまでも
あえて通信機器に触らない時間を作るのも、クリエイティブな人生だと思う。
とはいえ
緊急メールの類はその多くはスマホを通して届くわけで
ネット社会の渦に巻き込まれていることは
新たな悩みのひとつでもあったりする。。。
何事も、バランスなのだな。
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