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【実話】父さんの会社が倒産したせいで眼科医にドン引きされた話【お金って大事なんやで】

なんかTwitter(新X)のマンガが読めるタグみたいなタイトルで申し訳ないのですが、実話なのでどうしようもないですね。

先日、眼科に行ったら医者に引かれました。
「目かなり悪いねほとんど見えてないでしょ」
「その上ズタズタだね」
「激痛じゃない? 大丈夫なの?」
と怒涛の質問攻めにありました。
まあ引かれたというよりも、心配が勝っていたかも知れません。
でもそんな心配してくれるんだっていう衝撃はありました。お医者さんって淡々と仕事をこなすイメージだったので。

さてさて、私の目が悪くなった原因は子どもの頃にあります。
恐らく話そうとすると、ものすごく長く書けるのですがここは私のひねくれ精神が火を吹いて「こういうおもしろそうな話こそサラッと書いちゃおうかな」といった次第です。
気軽な気持ちでお読み下しあ。(古のネット構文)

私は子どもの頃とても貧乏でした。
母がガンで亡くなり父さんが経営している会社が倒産(鉄板ギャグ)したのがピークだったと思います。
貧乏になると、普通に家に黒服の人が来たりもしますし、ライフラインが止まったりします。お話の中の話ではありません。
幼少期、食パンばかり食べてたみたいな話をどこかのエッセイで書きましたね。そのへんです。
あと普通に給食費を払わず給食をおかわりしていました。
誕生日プレゼントに100円ガチャガチャのへえボタン(トリビアのあれ)を父から貰ったのも、よく飲み会で話します。
ただ引かれるのであんまりウケないんですよね。笑いに昇華させてくれ。
まあそのあたりはなんとか酒の肴になるので良いのですが、良くないことがありました。
視力問題です。

小学校高学年になり私の目はどんどん悪くなりました。
母は居ないし、父はどこかでなんとかお金を稼いでいるから居ないし、兄は盗んだバイクで走り出していました。
子供が一人残されたらやることはそう、ゲーム三昧です。
ゲームだけは兄がバイトして買ってきたものをやってよかったので、それだけが私の楽しみでした。
なのでめちゃくちゃ目が悪くなりました。
一番前じゃないと黒板の文字が見えないくらいに。
メガネなんて高価なものは買ってもらえません。
今思えば、兄にすがればよかったけどあの頃の兄はドヤンキーだったからなあ。

でも私は裏技を見つけたのです。
目を細めるとよく見えるのは知っていました。ピントレンズのあれですね。
じゃあ物理的にもっと細めたらよく見えるだろう。
その発想で、目を強引に横に引っ張ってキツネの目みたいにすると、視力があがるのです。
どうですすごいでしょう!(私からのお願いです。しんでもこれはやらないでください)

授業では右手で鉛筆を持ち、左手は目を細める。
これで私の左目は裸眼で0.01という近視+夜空を見上げると月が「の」の時に10個くらい見える乱視になり、更には円錐角膜という治らない目の病気になりました。
病気のフルコースだドン!

引かないでね?

ということで円錐角膜の進行を抑えるためには矯正(ハードコンタクトレンズ)をしないといけない、そしてそのハードコンタクトレンズでも矯正できずになんか黒目が傷ついて言われたのが冒頭の言葉だということです。

いかがだったでしょうか!(唐突なアフィブログ)
やはり子どものそばには大人が居ないとダメですね。
その細めるクセを早々に治していれば、私は左目でこんなに苦しむことがなかったんですから。
ちなみに今は眼帯をしてこのエッセイを書いています。
できるだけ休めてやらんとあかんからな。

さて最後にもう一度。
絶対に「目を押し付ける行為」をしないように、させないように
左目ズタズタおじさんとの約束だぞ。

今回は以上です。
引かれないか心配しつつ、それではまたね。






おまけ
この貧乏は良くないとかいってるやつが、今ニートなのどうなの?

サポートという機能があるのに初めて気づきました。みなさんもそうだと思うのでぜひ私のエッセイで試してよいですよ。お願いします。