【ガルパン】君は最終章第4話を見たか【ネタバレ感想】【ただし文句もある】

⚠ばっちりネタバレするのでお気をつけて⚠

はたしてここまで手汗、足汗を握る映画があっただろうか。書いた瞬間に思い出しましたが、今年にFALLを見ていました。高所恐怖症の方はぜひ。珪藻土のシャツが必要なくらい汗をかく映画です。

前置き（？）はこれくらいにして、ガールズ&パンツァー 最終章第4話を見てきました。
ガルパンおじさんとしては、公開日に見に行きたかったものの流石に平日（10/06）だったので次の日に見に行きました。

感想としては「ああ、これだよこれ二年待ったかいがあったんだよ」という感じです。冷静に見えるかもしれないですが、興奮しています。興奮しきっています。
流石に、継続戦は最終章の中で一番の戦いだったとしか言えません。

順に話していきましょうか。まずはあんこうチームが走行不能になってからのスタート。3話の終わりは度肝を抜かれましたよね。新OPは最高としか言いようがない。みな可愛いしみな動いてる、テンプレート的な動きもあれどこれぞガルパンな、「いちいち動きがキャラに沿ってる」箇所もあって良い。最終章1～3話で出てきた新キャラのシーンもあってこれぞ後半のOPです。
でもまほ姉さん、あなた犬の散歩以外にすること無いんです？

そしてこれ、一度見終わって冒頭を再確認して気づいたんですが、島田のところの愛里寿ちゃんが居ないんですねこれ。もし居たら単純に私の確認ミスなので許して

だからこその終盤の驚きだったのでしょう。私は本当に、愛里寿が出てきた瞬間息を飲みました。いやわかってましたよ、みほともデートしてたしきっとどこかに転校してくるんだって。
でもあの継続戦を見せられたら無理でしょ。完全に不意をつかれます。
5話以降はきっとOPにも出てくるんでしょう。

OP後、各々あんこうの不在に思い思いのセリフを吐きます。そこで落ち着けるのが会長です。本当に、会長最高すぎます。劇場版でも彼女の活躍はとんでもないものでしたが、この4話でも同じものが見れてよかった。散り様と言い、完全に役目を果たしての退場。最高なのでは。それと全然別の話なのですが、会長通信の時だけちょっと声作ってません？　可愛いんですけど……

🐢「みんなー。みんなはどうしたら良いと思う？」←かわいい

あんこうを破り、アキミッコが喜んでる最中、ミカはあくまで冷静です。
この世に完璧なんて一つもない。
言ってるよね。ミカ、言ってるよね。
ミカは本当に策士なんですよ。わかりますか？　
これ、あとで文句言いますからね。
エルヴィンも「おとりは継続の十八番」とも言ってます。
あとで絶対に文句を言いますが、
ガルパン最終章第4話、唯一の不満点のフリなのでしつこく書いてみました。

さて、長身二人にもてあそばれるキャプテンなどを眺めつつも、会長がみんな（ほぼ澤ちゃん）の力を借りて作戦を立てます。
そんなあんこう割れ鍋作戦も策士のミカにばれ、会長が破れてからは澤ちゃんが指揮をとりました。
これは予告でも匂わせてましたし、最終章の成長物語から見るとあんこうが破れた今、若い子たちの活躍が見れると。
いやあこれがここまでの活躍をしてくれるとは思いませんでした。ガルパン制作陣は本当に期待の上の上の上の上をいってくれる。
レオポンさんの貴公子の使い方も完璧ですし、あのクソデカアルペンスキーコースみてえな雪山での指示や動きも完璧でした。

そして少し触れてしまいましたが、あのクソデカアルペンスキーコースみてえな雪山シーン、あれ本当に理解が追いつかなかったですよね。
早すぎる。早すぎるんだよきみたち。
絶対にBlu-ray買わせる気だろう。買うけど。
一回見ただけじゃ誰がどうなってるのかもわかりませんよこちとら2012年から見始めてるんだぞおじさんにそんな理解力を求めるな。
操縦技術もどうなってるんだって感じですよね。あの傾斜を降りるだけでもやべえのに撃ち合いをするな。

🦆←そど子双眼鏡跡とか「そどレーダー」（うろ覚え）とかあざとすぎるんだよこの子

ミッコの片足運転はもう見慣れましたが、とうとう逆さになりながらも撃ち合いをしていて流石に笑いました。砲撃を予期したのはたしか澤ちゃんですよね。澤ちゃんいないとあそこで敗けてたってのもすごい。

あとヨウコ。ヨウコの話させてください。
案外声が思ってたのと違いました。
私はもっとクールハスキー、ナオミみたいな感じだと思いましたがそれよりも高く、しかも一年生とのこと。
行進間射撃が苦手な所もキャラが立ってていいですね。スナイパーライフルらしくマカロニ作戦でやられるのも素敵。むちゃくちゃクールキャラだと思ったら少女少女してた時のおじさんの心の動揺は中々に愉快でした。
特典がヨウコのやつで嬉しい

合間合間のカチューシャが本当に良い息のする場所になってる。継続戦、これが無いと本当に詰まる。早すぎるんだよ君ら。

そして決着へ。
雪崩を起こすというトチ狂ったことも涼し気な顔で行うミカ。
わかりますか？
ミカはいろんな事を考えて予測している策士なんですよ。
ミカは策士。
策士だよな？
フラッグ車のアリクイさんだけが残る今、最後に行き着く考えは「筋肉」。この時点でふわっとやることは視聴者も気づいています。
5分という短い間（それでも結構長いし雪崩のいざこざでそんなに距離離れてたの？）で戦車を隠せるほどの雪の塊、そしておとりを作るアリクイさんたちはいかれてるんですが、にしてもミカの「なにっ」とした顔です。

これが、2023年最高峰だと思ってるガルパン最終章第4話の最悪な所。ミカの「なにっ」とした顔です

そんなことになるわけないだろ！今まで大洗の作戦を見破り、あくまでも自分の土俵で戦いしまいには音楽で意思疎通するようなイカれた策士のミカがそんな簡単すぎるおとりで「なにっ」ってなるか？？？？？？？？！！！！？！？！？早かったんでしょう。きっと5分でそんなことを出来る筋肉があるというのは想定外だったのかもしれません。でものうのうとおとりの前にフラッグ車で現れて「なにっ」って。
ミカか？
本当にお前はミカか？
お前はミカか？（彷彿させるトリコ臭）

ここだけは信じられませんでした。
もう継続戦がすごかっただけに、驚きポイントの愛里寿以外なんかちょっと微妙だった黒森峰グロリアーナ戦なんて可愛いものです。

ミカの「なにっ」とした顔

これだけでこの映画は99点になりました。
100-1じゃありません。
500-401で99点です。
アリクイさんの欺瞞を見破りつつも、なんか「結局は筋肉には勝てなかったよ……」で終わったら間違いなく私の中では100点中500点の映画だったんです。
でも99点になった。
ミカの「なにっ」で。
だってそういうのは、知波単でもやったじゃないですか。
知波単は良いですよ。あれこそ知波単の終わり方。ばんざーい、ばんざーいして心得違いをして「会長、お願いします！」（彷彿させるエロフラッシュ）

なのにミカはさあ、ミカはここまで完璧だったじゃないですか。
「なにっ」って……「なにっ」ってなんだよミカ……お前は完璧だったのに……

ん？

「この世に完璧なんて一つもない。」

もしかしてこれは？そういうことだったの？
にしてはちょっと、ちょっと弱いよ。
もうちょっと完璧を演じてほしかったよ。
ガルパン最終章第4話は最高で最強で面白さが濃厚に詰まった映画でした。
しかしミカの「なにっ」で私は……私は……となってしまった。
これだけを言いたかったので乱文を失礼といった次第です。
今、映画館から帰ってきて本当に何もせずにこれを書いています。
これを書きたいがために。
ミカの「なにっ」とした顔に文句を言いたいがために。

🦢アヒルさんチームの「根性～」って完全に死に際のセリフになってるよね。

ガルパン、最終章もあと2話で完結です。
私は待ち続けます。
1～4のうち4話は間違いなく最高峰の戦車の撃ち合いが見られました。
迫力というものをここまで肌と音で感じた映画はありません。
こんな映画が1600円で見られるなんて、コスパという面で見ても類を見ない。
感動しました。ありがとうガルパン。
私は死なないよう、健康に気をつけて生きていくので、何年経っても良い。
最高のものを作り続けてください。

ミカの「なにっ」とした表情を出すような結末は、これっきりになることを願って。

ガルパンはいいぞ。