新社会人へ。寝ろ。【エッセイ】

個人事業主になって3年目になりました。
会社員という立場じゃなくなって、大きく変わったのはやはり時間の面です。
今までなら「家は寝るところ」という黒い社会の常識に囚われていましたが今は違います。こちとらそういうのが嫌で会社辞めたんねん。
今ではもう「家は寝るところ」という常識に変わっていってます。人間というのは日々、アップデートしなきゃですもんね。

……？
「」の中が変わってないですね。
気の所為ではありません。誤字でもありません。
言葉の意味というのは文字面だけじゃないんです。内面を見ないといけません。たとえそれが私の頭からっぽエッセイでも。
昔のは「家は寝る（だけの）ところ」
今のは「家は寝る（という時間を大切にし、体をいたわり全ての活動の原点とも言える『健康』をしっかり大事にするいわば基地のような所。体は資本です。精神と同じくらい資本。なんならもう全てが資本です。そういえば先日日課の散歩をしていたら私みたいに深夜徘徊しているヤバそうな人が全てが資本だよなーとぶつぶつ言いながら歩いていました。それくらい資本だからもうしっかり休養とってよ。あ、睡眠の話でしたね。ええと家は湯船に入ってヒーリング音楽流しながらお香を焚いてぐっすりすやすやする）ところ」
という意味です。同じ言葉でもこんなに異なるんです。
わかりましたね？

現在私はエンジニアですが、家で開発するのをベースにたまにお客さんのところへいってペチャクチャ喋ったりしたりもします。
先日客先に行ったらお局様（みたいな人）がこんな会話をしていました。
お局様ぽい女性「定時になりましたよ」
新人ぽい兄さん「あ、はい。あがります」
お局様ぽい女性「また明日よろしくね。これから予定あるの？」
新人ぽい兄さん「いえ普通に、家に帰ってごはん食べて寝ます」
お局様ぽい女性「良いわねえ。私なんて、はあ。寝れるかしら」
新人ぽい兄さん「寝てないんですか？」
お局様ぽい女性「ええまあ。5時間、4時間くらいかな。はあ毎日」
新人ぽい兄さん「つらいですねそれは……」
お局様ぽい女性「はあ辛、睡眠、はあ、辛いわ4時間、実質4時間」
新人ぽい兄さん「お疲れ様です」

寝ないマウントってその年でもやるんですね！
新人ぽいお兄さんと脳内同期が取れていたと思います。
この話を仲の良いお客さんとしたところ、割りとそういう人はまだ社会に存在するとのことです。大学生、せいぜい社会人2、3年目の話だと思っていました。
ちなみにその仲の良いお客さんとは激務の化身でして、見るたびに会議と部下の管理で通話をしていてなおかつ合間合間に私のプログラムの評価などもしている人なので「普通に寝てます？」と聞いたら「寝てるよー」と死にそうな目で返してきます。

寝ろよ、お前ら
独立するとわりかし健康管理というのは重要性に気づくものなのですが、やはり社会人。お勤めの皆さま。寝なさすぎです。
寝ないと寿命が縮みます。このシステムエンジニアという業界、まあまあ若くして死んでる人が居ます。有料記事で書きましたが、私にも疲れ切った所にコロナに罹り亡くなった大好きな先輩が居ます。明日は我が身。なぜわからないのでしょう。
太ってるとか、呑兵衛とか関係ないんです。
明日から「睡眠取らないやつ」も「不摂生」と評して良い世の中にしませんか？
6時間寝てないやつは指差されて馬鹿にされるようにしましょう。
お子さんが小さい場合は除きます。あれは無理です。すみません。全国のお父さんお母さん、頑張ってください。私はできるだけ税金を払いますので国の支援を受けて子育てをお願い致します。
話を戻しますが、睡眠は6時間でも足りないくらいです。
7時間は寝るべきです。もちろん体質などはありますがだいたい7時間はねましょう。毎日ですよ。平均を7時間にするんです。週末だけ寝てもだめ。

面白いですよね、皆さま朝に絶対に思ったことがあるはずなんです。
「起きたくない。もっと寝ていたい」
なのになぜ夕方になると「う～ん、お酒飲みに行くか！ｗ」となるのでしょう。鳥さんなのですか？　忘れてしまうのですか？　次の日絶対「起きたくない」になるのに。

「それでも忙しい」って？
なら独立しましょう！　独立はいいですよ。寝放題です。お金が無くなるという点を除けばこんなに体に良いことはありません。お金が無くなると夜は不安で寝れなくなりますが、なあに。寝るのは夜だけじゃないんです。昼寝すればよい。

新社会人の方はそんな勇気が持てないかもしれませんが、時には上司の誘いを断って睡眠を大事にする日を作っても良いかなと思います。
寿命に変えられるものを、その上司が持ってるとは思えません。ぜひ自分の体を大事にしてください。自分の体は、その上司よりも何倍も人生をともにするんですから。
それでは偉そうに教訓めいたことを言ったので終わりです。
昨日一人酒で夜更かしをしたため、あくびが止まらない状態で書き終えました。寝ます。おやすみなさい。