心の余裕があると、ねずみ一匹分の働きが10分で出来る【会社辞めようぜ】
まずはこちらを御覧ください。
noteでは一切言っていなかったのですが、実はねずみを飼っています。
そいつが脱走を試み、空気清浄機のコードをかじりちぎりやがったのです。
幸いにも、感電することなくてよかったのですが、私の気持ちは複雑です。
だってこれ、3万円もしたから……
いやまあうちのねずみが怪我なかったってのは幸いだけど……
3万円……
これは飼い主が絶対いっちゃいけない言葉ですが、ねずみの野郎には「お前二匹分の値段だからな!」と強く叱りました。(クソ飼い主)
当の本人は何食わぬ顔でメシをポリポリとやっていたので伝わっていません。
良かったのか悪かったのか。
この電源コードは空気清浄機自体に埋め込んでおり取り外しが出来ません。
電源コードだけ取り替えるというのも自力では出来なそうです。
それなら業者だ。
私は軽い気持ちでダイキンのページに行って修理にいくらかかるか調べました。
あいつ一匹分じゃねえか!!!!(クソ飼い主)
流石に買って一年も経ってないので買い替えるわけにもいきません。
保証書などもありますが、自然に壊れたわけでなく明らかにこちらの故意なので保証が効くはずありません。
けど修理に本体の6~8割の値段がかかる……
絶望の縁に立たされたわけですが、冷静になって考えてみるとある結論にたどり着きます。
「てか、直せるんじゃないのこれ」
そうでした。
何を絶望しているのかと。
何を「空気清浄機って経費にならんのかな~」と泣きながら事例を探しているんでしょうか。
そういや、こういうのって割りと簡単に直せると聞いたことがあります。
私は目の前に並ぶトリプルディスプレイに繋がっているPCで「コンセント つなぎ方」で調べました。
出るわ出るわYoutubeやらブログやら。
幸いにもクソデカホームセンターが近所にあります。
必要そうなのは先端のプラグだけのようなので、私は仕事をサボりホームセンターへ走りました。
ホームセンターの往復、更に冷静に考えてみると、
私は自転車のパンクも自分で直すし、タイヤ交換も出来ます。
今のPCも自分で組みましたし、ねずみの家もギコギコと木材を切って作ってやりました。
でもなんで、今回に限って自分でやるという選択肢が無かったのでしょう。
結果として、作業は10分ほどでした。
コードをバツンと切って、銅線を引き出しくるくるやってドライバーでキュッキュ。
擬音で説明するとこんなもんです。
幸い、数日正常に動いてますし先端が熱を持ってたりはしません。
無事に成功です。えがったえがった。
さて、ここで終わってはただのペットをお金でしか見ていないクソ野郎になってしまいますので、タイトルにもある「心の余裕」の話をしたいと思います。
私はブラック会社に勤めていました。
ただブラックの割に羽振りがよく、残業代は1分単位で付きます(それが当然だと気づくのは辞めてからでした)
ブラック、しかもシステム会社でしたので例にもれず狂ったように残業していたので、それなりに稼ぎはあったのです。
しかし心の余裕が無かった。
おそらく今回のような出来事があった場合、私は修理に出すか新しいのを買っていたと思います。コードが駄目になっただけでです。
思えば、社会人時代は本当に家や物について冷たかった気がします。
掃除なんて「きたねえからする」という認識でしたし、
「壊れたら買い替える」
「金を払って誰かに直してもらう」
という感じでした。
ただ会社を辞め、田舎に来て個人事業主をのんのんのんのんのんとやっている私は、電源コードを直してしまうんです。
多分出来る人からしたら「そんなの当然だろ何をたったそれだけのことで文字書いてるんだ」と思うかもしれません。
ただ、私の中のこの変化がとても良い、素敵なものなんじゃないかと思ったのでここまで書かせていただきました。
今は前よりお金が無いですが、心の余裕がばっこりあります。
だからコードを直せる。いいじゃないの、いいじゃないのと思って文字を書かせていただきました。
その時の抑えられない気持ちのツイートがこちら
気分が良くなり、夜なのにソフトクリームを買いに行ってしまうほどです。
おじさんが。ソフトクリームを。
こんな些細なことが幸せに思えてよかったなという出来事でした。
なんだかまるでエッセイみたいになってしまったので、最悪のおまけを置いといて終わりたいと思います。
それでは。
おまけ
このエッセイを書き終えた後に、明細を確認しにいきました。
何をって? もちろんやつの値段です。
私は1.5~2万円くらいだと思ったのですが、1万円しませんでした。
やつは自分3匹分の空気清浄機のコードを駄目にしやがったんですね。
この~🐺🐺🐺🐺
罰として画像を貼っつけてやります。
リベンジポルノというやつですね(?)ざまあみろです。
こいつが犯人です。
サポートという機能があるのに初めて気づきました。みなさんもそうだと思うのでぜひ私のエッセイで試してよいですよ。お願いします。