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Mトーナメント2023を見ておじさんはちょっとだけ考えました

今回は、ここまでMトーナメント2023を見て、私が考えたことを忌憚なく書いていこうと思います。あくまでも個人的な意見ですからね。
トップ画像出典:https://m-league.jp/news202305051200/


団体推薦選手はそれほど期待されていなかった!?

Mトーナメントは、22−23シーズンのMリーガー32名と団体推薦選手20名が参加して、2023年の6月から開催されています。Mトーナメント自体が初めての試みですが、サッカーファンから見れば、「Mリーグ=Jリーグ」「Mトーナメント=天皇杯」というような位置付けで楽しめるんですよね。

52名の全出場者のうち、22−23シーズンのMリーグで優勝した渋谷ABEMAS所属の4名を除く48名が予選1stステージを戦いました。そのうち2ndステージに進んだのは、Mリーガーが28名中12名、団体推薦選手が20名中12名でした。Mリーガーのほうが参加人数は多かったのに、2ndステージで半々になってしまいました。その結果、

ある意味ガチな卓割ですよね
画像出典:https://m-tournament.m-league.jp/

Mリーガー4名の卓が1つ、団体推薦選手4名の卓が2つ生まれてしまいました。随分偏りましたね。

私が思うに、ここまで団体推薦選手が勝ち上がるなんて主催者側が想定していなかったのではないのでしょうか。そうでなければ、団体推薦選手のイメージカラーが白1色なわけないもん。おかげで、ABEMAの配信で試合後に表示される点数推移の折れ線グラフが、団体推薦選手卓では白い4本の折れ線になっていました。いや〜見辛かったなぁ(笑)。

あくまでもこれは私の邪推ですが、主催者側としては、2ndステージに「Mリーガー3・団体推薦選手1」くらいの割合で勝ち上がってほしかったのでは。19時頃試合開始の2ndD卓が、オール団体推薦選手卓になって頭を抱えたんじゃないですか?ゴールデンタイムの配信にMリーガーがゼロでは、「Mリーガーが1人もいなくてMトーナメントってどういうこと?」って思われかねませんからね。でも、MトーナメントはABEMAプレミアム(有料・見逃し配信あり)で配信してるから、生配信の時間帯とかはそれほど関係ないか。


近いうちにMリーグ10番目のチームは生まれる!

Mトーナメント2023では、団体推薦選手の活躍が目立っています。そうなると、「〇〇さんをMリーグで見てみたい」「〇〇プロは次期Mリーガー候補だろう」といった意見が出てもおかしくありません。BEAST Japanextのオーディションでも、似たような意見がありましたよね。「オーディションに出場する8人でMリーグのチームが2つできるわ」といった具合に。

そういった機運は、必ずや関係各方面に響くと思うんですよ。それに、Mリーグ機構はもっとチーム数を増やしたいんじゃないですか?もちろん、Mトーナメントでそういう意見が続出しているのも理由として挙げて良いのですが、私は別の形でその予兆があると思っています。それは、Mリーグ2023-24のドラフト会議ですね。

基本的なMリーグドラフトのルールとして、「直近の成績下位チームから順番に1名ずつ指名する」というものがあります。しかし、先日行われたドラフト会議では、特別ルールが設けられました。それは、「新設チームのBEAST Japanextは優先的に4名を先に指名できる」というもの。よって、選手に欠員が出ていたフェニックスとドリブンズは、BEASTの指名を待ってから自チームのドラフト指名をする必要がありました。

2019−20シーズンのドラフト会議についてのリリース
出典:https://m-league.jp/

BEASTの優遇は初めてのケースではなく、2019−20シーズンのドラフト会議で、KADOKAWAサクラナイツが新規参入した時にもありましたよね。当時のルールは「1チーム男女混成で3〜4名にしなければならない」というものだったので、サクラナイツは内川p・岡田p・沢崎pの3選手を指名したわけです(その時は4人目を指名しなかった)。新チームのドラフト会議での優遇措置は、Mリーグが始まってからずっと続いていることなんですよね。

つまり、Mリーグはずっと「新チーム大歓迎」という姿勢を崩していないということになります。9チームで打ち止めなんてことはありえません。麻雀は基本的に4人で対戦する競技なので、Mリーグのチーム数はどう考えても4の倍数にしたいはずです。もしくは、偶数に最低限しておきたいでしょう。

よって、Mリーグとしては今すぐにも10番目のチームが生まれてほしいと願っているはずです。私は24−25シーズンにも実現すると予想しています。確かに、チーム設立にはMリーグへのエントリー費用など、それなりの出費を覚悟しなければなりません。でも、1つの大企業に頼り切ることだけが、チーム運営のやり方ではないはずなんですけどね(FC町田ゼルビア社長の藤田さんならそういうチームがJリーグには多いことを知っているよね?)。


Mリーグの一部の試合が15時開始になる?

Mトーナメント2023では、1日に2卓計4回戦が行われています。1卓目が15時開始、2卓目は19時開始(1卓目が19時以降に長引いた場合は1卓目終了後準備が整い次第)です。平日の15時開始は、社会人には視聴のハードルが高いのですが(笑)。でも、見逃し配信があるのでいいか。

Mリーグ関連の試合が15時に始まるのは今回が初めてではなく、2018−19シーズンのファイナルシリーズは15時開始だったんですね。しかも、全ての試合が土日に1日3試合ずつ行われたっていう。まだ7チーム制でセミファイナルがなかったので、ファイナルが今より早い3月だったんですよね。あの時のファイナルは、ひたすらドリブンズが強かったなぁ…。

ドリブンズが毎日勝っていたように錯覚するくらい強かったファイナル
画像出典:https://m-league.jp/

私は別のnoteで、チームが増えて試合数も増加した場合の2卓同時進行や、ABEMAの麻雀チャンネルと麻雀LIVEチャンネルでの同時配信を提案していました。しかし、運営サイドとしては、同時に複数試合が行われるのを避けたいようですね。ひょっとしたら、23−24シーズンからのMリーグは、一部の日程で15時開始になるかもしれません

そもそも、麻雀で9チームによるリーグ戦の日程を組むのが難しいのでは。私は文系麻雀ファンなので、組み合わせだとか確率だとかには疎いのですが、要はリーグ全体の試合数を9の倍数にしなきゃならないってことで正しいのかな?そうなると、Mリーグは毎週8試合行われているわけなので、そこへもう1試合加えれば帳尻が合うかも。つまり、週に1日は15時開始で3試合行うこともありえそうですね。

あくまでもこれは私の勝手な想像なので、いずれ皆が納得できる日程が発表されるのでしょう。どうせ私の予想はあまり当たりませんから(でもたまに当たる)。でも、BEASTが加わっただけでも、単純に全体の試合数は増えますからね。Mリーグ2023−24のスケジュール切るの大変そうだなぁ。


おしまいに

Mトーナメント2023では、今後のMリーグでやりたいことを試しているようにも見えます。実際に「将来のMリーガー候補のショーケース」として機能していますし、それは選手だけでなく解説者などにも当てはまりそうです。やっぱりMリーグに相応しい麻雀プロは、50や100じゃきかないんですよね。解決すべきことが山積しているのは承知ですが、私はMリーグが3部制で50チーム以上あってもいいと考えているスタンスを崩すつもりはありません(詳しくはこちらのnoteで)。

私はnoteを書いているおじさんなので、Mトーナメントを見ながらいろいろなことをつい考えがちですけど、単純に一発勝負のMトーナメントは見ていて面白いですね!「Mトーナメント2023」と銘打っているのだから、2024以降も期待していいよね?Mリーグではお目に掛からないプロが、MリーグスタジオでMリーガー相手にMリーグルールで戦うのは、やっぱり面白くなります。ABEMAプレミアムに加入してない人は、Mトーナメントだけでも加入を検討してもいいと思うよ。

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