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【社員のホンネ】新天地で見えてきた会社のこと、自分のこと。

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CEだからこそ提案できることがあるんです。

遠鉄システムサービス(以下、ESS)でカスタマーエンジニア(CE)を6年経験し、遠州鉄道ICT推進課(以下、ICT推進課)に出向しているA.Mさん。新しい職場にはどんな景色が広がっているのか、新天地で奮闘するMさんのお話を伺いました。

新天地ICT推進課へ

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ESSからICT推進課へ出向されたと伺っています。以前ESSではどのようなお仕事を担当されていましたか?

入社から6年間、ESSでカスタマーエンジニア(以下、CE)の仕事をしていました。CEは、お客様の業務が滞りなく安定稼働する環境を維持するのが仕事です。お客様の現場に出向き、PCや複合機、プリンターなど、OA機器の導入と点検、故障した機器の保守を行う業務を担当していました。2019年10月1日にICT推進課に出向になり、ちょうど1年経ったところですね。

現在、ICT推進課でどのようなお仕事を担当されていますか?

ICT推進課では、遠鉄グループ各社に対してICTを活用した業務効率化の支援や製品導入のサポート業務を行っています。各社が抱えている業務の負担をひとつずつヒアリングし、解決策を提案します。
今は特にRPA(Robotic Process Automationの略語)という、PC上で行われる業務プロセスを人に代わり自動化する技術を利用して、各社のあらゆる業務を自動化する提案を行っています。

直近では、不動産事業部の手書きの点検報告書をi-Reporterというツールを使って、タブレット入力に切り替える仕事を担当しました。
導入以前は、月に何十件もある点検報告書を手書きで作成し、その内容をシステムに手入力し直していましたが、i-Reporterを導入することで、点検時に調査結果を直接タブレットに入力できるようになりました。さらに、お客様のサインもタブレットで入力が完了し、そのまま報告もできるようになりました。i-Reporterの導入前と比べると、なんと一月当たり33時間ほどを削減することができたんです。

- CEとICT推進課のお仕事内容はずいぶん違いますね。ICT推進課では初めて経験することも多いのでは?

そうですね。CEは、基本的にお客様の要請を受けて現場にかけつける仕事で、作業を一人で担当することがほとんどでした。ICT推進課では、複数の方と関わりながら、自分から動いていくので、求められる働き方が全く違います。
異動した当初は、どこから手をつければいいのか、誰に何を聞けばいいのか分からないといった状況でした。

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以前に担当した案件で、あるお客様の販売管理システムを開発・導入する仕事がありました。
導入の過程で、お客様やチームのメンバーにも協力してもらったことで、周囲を巻き込んでより良いものにしていく、といった仕事の進め方を初めて経験しました。技術的な部分ではESSのメンバーにも助けてもらいました。
具体的な案件に関わることで、誰がどんな分野に詳しいのかを知り、自分にとっての技術的な勉強にもなり、お客様との関係性も構築できたので、とても良い経験となりました。

それぞれの強みを掛け合わせることで遠鉄グループ全体の強みになっている

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ICT推進課とESSの違いとは?

ICT推進課が所属する経営企画部は、自ら企画・立案する部署です。メンバー一人ひとりが自分の考えや目標を持っている印象ですね。新しい兆候や技術について積極的に情報を取りに行き、自ら行動することが徹底されていると思います。
ESSは、社内の風通しが良く、情報交換や交流が盛んですね。それぞれが高い専門性を持った技術集団でありながら、連携や協業で力を発揮するチーム力があると思います。
ICT推進課もESSも、提案力や技術力といったそれぞれの強みを掛け合わせることで、遠鉄グループ全体の強みになっていると思います。

ICT推進課とESSの橋渡し役として

CEだからこそ、ICT推進課で出来ることとは?

ICT推進課は、実はICT活用ばかりではなく、「この業務はそもそもやる必要があるのか」といったところまで踏み込んで業務効率化を提案する部署で、各方面から様々な知識を持った人が集まってきている集団です。
自分以外にもESSからの出向組が何人かいるんですが、やっぱり技術屋として頼りにされますね。
特に自分は保守に長く携わっていたので、保守のことを見越して提案できるというのが強みかなと思っています。導入しても使えなければ意味がないですから、予めメンテナンスを見越し、改修しやすい仕組みにしておくことを常に意識しています。
そして一番重要な役割としては、ICT推進課の提案内容が技術的に実現可能かどうかを事前に確認し、ESSの誰に聞けば良いのかといった、ESSとICT推進課の連携を円滑にするための橋渡し役ですね。
ICTの技術革新によって、遠鉄グループのICT活用促進が進み、ESSとICT推進課の連携がより重要度を増していく中で、大事な役割だと思っています。

今は、遠鉄グループ各社の状況を把握し、色んな方に自分を知ってもらう期間。

ICT推進課に出向して得たものとは?

私はESSの中でも保守の仕事をしていたので、故障や不具合があったら対応するというスタンスで、言ってしまえば仕事は勝手に来るものだと思っていました。自分からやってみようと考える機会が少なかったんです。自ら提案していくことや、周りに協力を仰ぎながら仕事を進めるという働き方を経験したことで、チームで働くということに興味がわいています。将来的には、プロジェクトのまとめ役など、全体を把握しながら進めていくような役割を経験したいと思うようになりました。

また、遠鉄グループ各社と密接に関わることが多いICT推進課に所属することによって、各社の現状が分かってきました。各社の担当者と顔を合わせ、状況を把握することで、今後進めるべき案件の優先順位などを見極めることができます。ICT推進課にいるからこそ出会える人、知り得ることがたくさんあります。

もっと働きやすい環境にしたい。

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今後実現したいことは何ですか?

私は、遠鉄グループで働く人たちに興味があります。
その人たちが少しでも働きやすいと思える環境にしたいって気持ちが強いんだと思います。
基本的に単純な仕事が好きじゃないというか、少しでもラクしたいって人間なんです。みんなそうじゃないですか?(笑)
例えば、1から4の手順のうち、1から3までは自動化できて、最後の4だけ手入力というのは嫌なんですよ。やるなら徹底的にやりたくなりますね。
ICTを活用することで、働く環境を良くして、もっとラクできるなら、自動化、効率化、バンバンやった方がいい、それが一番いいと思っています。

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