現代のオタクの矛先、Vtuber
どうも最近の10代の子達はアニメや漫画ゲームにハマらず、Vtuberを追いかける人が多いらしい、という話を聞く。
何かにハマるのは決して悪いことではないのだが、アイドルの追っ掛けのようなものを10代のうちからしているのは少々不安でもある。
余計なお世話だろうが、アイドルはナマモノだ。
昨今はVtuberも随分と不祥事が目立つようになった。
出始めの頃は母数も少なく、界隈全体の民度が保たれていたがその界隈が大きくなればなるほど金銭目的等々、明確な目的、悪意を持って参入するものも増え、荒れるのは当然だ。
そんなVtuberにハマるのはいい。
だが、その彼らが引退するときに自分の手元に何も残らない、という自体は避けて欲しいと思う。
彼らを通して、自分の好きなものを見つけられるのは良い影響だと思う。
ただ、彼らが好きなものを疑問もなく、自分の意思の一切がない状態で触れるのはとても良くない。
彼らがそれに興味をなくした時、同時に興味を無くすのだろうが、それでは『視聴者』には何も残らない。
『配信者』はいい。新しいものに兎に角手を出すのも活動の一環だ。そうではない『視聴者』が同じように行動するのはなんというか、味気ない。
そのVtuberが引退した時、それを追いかけることだけを目的としていた人には何が残る?
Vtuberを起点とするのはいい、しかし、そこに全てを置いてしまうのはよくない。
『自分の好き』は持っていなくてはならない。
それは他者に左右されるものではならない。
そうでないと成長したとき、随分と薄っぺらい人間ができる。酒、煙草、下ネタ。そんな話しか出来ない人間と同じだ。
特に若年層が嫌う、中年の何もない(ように見える)人。
それと何も変わらない。トークデッキは一つも増えていない。
一つと言わず三つくらい『自分の好きなもの』が言える、語れる人物が私は好きだ。