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The Big Short / マネー・ショート

昨日、これを観た。

予告編が与えるイメージと実際の作品に違いがある、とか邦題は無理やり感があるとか、観た人から色々な批評があるこの作品。彼らは全然アウトローじゃないし、確かにその批評通りだと思った・・・。でも内容には関係ない。

リーマンショックがあって、コ○ナショックがあって、慣れてしまってはいけないけれど、世界を動かしているのは一部のリッチ層だということは誰でも知っている。事実に基づいていてもこれは映画だから着色してあるとは思う。でも人間がお金を動かすというよりは、人間はお金に拘束されているという方が合っているのは事実。どこに価値を置いて生きるかは人それぞれ自由だから良いも悪いもない。ただお金にしても時間にしても、自分がそれに支配されているというのは、清々しくはない。この物質世界に生きている以上、それは避けられないことなのだろうか。

私は金融には詳しくない。でもド素人から見ても、あそこまで破綻するほどアホなシステムで回っていたとは。そして今でも、再編成されたとは言い難い現実があるような気がする。アメリカ以外で、全く同じことが起こり得たかどうかは疑問。

一見、物質世界に密着した内容かと思わせておいて、意外とこの作品は、スピリチュアルなメッセージ含有だ(笑)。つまるところ「今」しか幸せを感じるポイントはないのだし。時々、ストーリーとは関係のないセレブが出てきて、からくりを視聴者に分かりやすく説明をするのも面白いけれど、なくても良かったかな。

自分がどうありたいのかを改めて考えさせてくれる一本だった。

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