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猫のための猫カフェ

先日、数年ぶりに再会した友達二人と地元の猫カフェに行ってきた。ゆっくり話ができればどこでも良かったのだけれど、なんとなく行き先がそこになった。たまたま三人とも猫好きということもあり。

こちらは港に面したHafencityという地区にある。同系列の店がドイツ国内に11店舗あるようだ。

日本で猫カフェに行ったことがないので比べられないけれど、多分、だいぶコンセプトが違うと思う。

この店、Katzentempel(猫寺)では、餌やり禁止(猫の健康第一に考えれば、当然)。注意書きには「猫は撫でてほしい時には、自分から寄ってきます」とある。つまりこちらから無理に触りに行かないこと。他のお客さんも皆、のんびり食事やお茶を楽しみながら猫が寄ってくるのを待っている。誰一人無理に触ろうとしたり抱っこしたりする人はいない。猫も客から餌をもらえることはないと分かっているので、本当にコンタクトしたい時にだけ寄ってくる。

14時30分に入店した時は、ほとんどが昼寝の時間だったらしく(笑)9匹いる猫のうち3匹しか店内にいなかった。バックヤードに猫の住居となる部屋があり、キャットドアから店に入りたい時だけ彼らは自ら入ってくる。

夕方近くになると皆が店に出てきた。キャットドアの前でまだ寝ぼけた顔をしてぼーっと店内を見回すMaruscha。「ここどこでしたっけ?」みたいな表情が可愛かった。

ずっと窓際の席でお客の横で寝ていたのはJascha。

私が店を出る時にもっとモフれと言ってきたのは、Marsija。


こちらは客用の椅子を占領するTwinki ↓

どの猫も保護施設から引き取って飼育されている猫である。

私達は、きっと猫を撫でるのに夢中になって、久しぶりに積もる話があってもそっちのけかも・・・なんて思って入店したので、最初店にいる猫が少なくて残念に思ったけれど、よくよく考えてみれば、そうあるべきだよな、と。

どの猫も人間慣れしていて、しかし猫だから当然だけれど媚びることがない。客寄せのために猫に何かを無理に強要することのない、自然なやり方に好感を持った。

お料理はヴィーガンメニューで、こだわりのサステイナブルな材料で作られている。人気のスペルト小麦のパンは自家製だそう。

私はダージリンティーとクリーミーキャロットケーキを注文。

運が悪ければ猫が全然店に入ってこないこともあるかも知れない。それも承知でふらっとこのカフェに寄る猫好きも多いと思う。私はヴィーガンではないけれど、ランチもカラフルで美味しそうだったので、次回はランチにしよう。



こちらは娘が応募したオランダのフラット。

窓からの眺めが絵のよう。
こんなかわいい窓があるだけで高得点。

でも結局娘はここには入居できなかったのだけれどね。
まあ、焦らず気に入るところを探してくれたまえ。



さて、ここは朝9時を回っているけれど、お隣さんは鶏小屋の戸をまだ開けていない。そのため、雌鳥たちの開けろコールが始まっている。


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