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MSI2021 Groupstageを終えて感じたLJLの本気さ②-前半

昨日投稿させてもらった、「MSI2021 Groupstage Day6」DFM vs INF戦。
その次の試合であり、世界が注目していた試合でもある DFM vs C9の試合を自分なりの解説や感じたことを書いていこうと思います!

まだ、昨日の記事読んでないよって人がいたら、ぜひ時間があれば読んでもらえると励みになります!
URL : https://note.com/esports_nuit/n/n89ab1c9cadcc

DFM vs C9 BAN/Pick

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BANフェーズ1
DFM : Renekton, Leesin, Senna
C9 : Gnar, Urgot, Udyr

これは、C9が思いっきりEvi選手へのターゲットBANを仕掛けました。
今までの勝ち方は、ほとんどTopのEvi選手を序盤にスノーボールさせることによってオブジェクトや少数戦での有利を獲得し、それを押し付けていくというスタイルでした。そこを今回は許さないとばかりにターゲットBANしてきた形になります。さらには、今大会パフォーマンスがものすごく高いSteal選手のUdyrをBANしました。

また、DFM側としては DK戦で高いパフォーマンスを披露していたFudge選手のLeesinや、Yutapon選手が今大会で重視しているKai'saのカウンターであるSenna、レーン番長でもありEvi選手のスノーボールを妨害できるRenektonをBanしました。

Pickフェーズ1

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DFM :Rumble(OP), Tristana, Alistar
C9 : Morgana(OP), Ka'isa, Nautilus

FirstPickとしてC9側が出したのは、Morganaです。
そして、その対応策としてDFM側が出したのがRumbleです。
今Patchはガンク性能よりも、ファーム速度のほうが重視されているPatchです。理由としては、OPとよく言われるMorganaやRumbleのファーム速度があまりにも早すぎるからです。その為、よっぽどのことがない限りBanフェーズ1でどちらか、もしくは両方がBanされます。しかし、今回はお互いターゲットBANをしているのでOPJG達が野に放たれました。

次にPickされたのはDFM側でTristanaです。
理由としては、MidでPerkz選手がFlexPickとして出せる他、今PatchでよくPickされるKai'saがBPの状況から出しやすくなっているためそれに合わせてのPickだと思われます。
ここで、しっかりとC9側もKai'saをPickしました。

そして、次にPickされたのがNautilusです。
これは前回の記事同様にあまりにもKai'sa相性の良いPickであり、レーン戦の観点から見ればKazu選手の得意PickであるEngage系統のチャンピオンにカウンターが取れるのでPickしたと思われます。
これに対して、レーン戦を度外視して試合全体で影響力のあるAlistarをDFM側はPickしました。

BANフェーズ2

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DFM : LucianSylas
C9 : Nocturne, Jayce

まずDFM側がAlistarをPickしているのでSylasがMustBANになります。
そして、C9側はTopから試合を壊しやすいNocturneをBANしました。
その後、Perkz選手の圧倒的ミクロのLucianを警戒しLucianをBAN。
最後だけは、よくわからないのですが恐らくレーンが強いという理由でJayceをBANしました。(不安定なチャンピオンなのでEvi選手はあまり使うイメージがなかったです)

Pickフェーズ2


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DFM : Zoe, Sett
C9 : Yone, Sion

まずは、DFM側としては今大会で圧倒的パフォーマンスを世界に見せつけるAria選手のZoeをPickしました。
そして、誰もがこれに対して安定するViktorあたりをPickすると思っていたでしょう。しかし、さすがはPerkz選手です。
ここで、超絶不安定PickのYoneを繰り出してきました。今回のBP最大の見どころだったと思います。
確かに、ZoeのEスキルをYoneのE2で解除できますが、あまりにも不安定すぎてメンタル面ではさすがPerkz選手だなと思いました。

そして、C9側はLastPickにSionをPickしました。
このPickの目的は、Sionというレーン絶対死なないマンを出すことによってEvi選手をスノーボールさせないという目的があるように思えます。
それに対して、Settという序盤強くバックラインを壊しやすいチャンピオンをPickしていくという形になりました。

ここまでの感想

DFMとしては、Yoneが予想外だったもののEvi選手がターゲットBANされているのをうまく利用することでBPはいい感じにこなせているのではないでしょうか。
また、C9側としても前回負けた要因である、
「Evi選手のスノーボール」や「Steal選手のUdyrを用いた臨機応変なJGルート」を徹底的に潰すことで、相手に理想の試合展開を作らせないBPをしているのでとてもいい内容の勝負になりそうです。