MSI2021 Groupstageを終えて感じたLJLの本気さ①-前半
昨日(5/11)に行われた「MSI2021 Groupstage Day6」。
DFMがGroup StageからRumble Stageに上がることができるのかが決まる大切な一日でした。
結果は、惜しくも3位となりGroup Stage敗退という結果になりました(2位以上がRumble Stageの権利を獲得)。
しかし、私は今回に限っては「試合内容」と「選手の状態」を考えて結果を評価するべきなんじゃないかなと思い、この記事を書くことにしました!
LoL [SoloRankG3]程度の筆者がこんなことを書くこと自体恐れ多いですが、個人的に感じたことや自分なりの解説書いていこうと思います。
前半は、Ban/Pickについて
後半は、試合内容について
書こうと思います。
(書くことが多くなりすぎて分けざるを得なかった...ごめんなさい!)
DFM vs INF BAN/Pick
まずはBan/Pick(以下BP)からです。
一説によるとBPは今回の様なハイレベルな戦い(主に国際戦など)となれば試合の6割がここで決まるとも言われています。
今回、DFMはブルーサイドということでFirstPickの権利もありOPチャンピオンを取ることができたり、OPチャンピオンが取れるが故のBANの選択に幅があります。
BANフェーズ1
DFM: Thresh, Xaya, Zoe
INF: Renekton, Rumble(OP), Morgana(OP)
Threshは恐らくkazu選手の得意PickであるRellやAlistar,Settなどエンゲージ系統のチャンピオンに対するカウンターとして出されるのを嫌いBANをしたと思われます。そして、Xayaも今回Yutapon選手がTristana, Ka'isaなどAll-inチャンピオンを多くPickしているため、そのカウンターであるXayaをBANしたように思われます(White Lotus選手の得意Pickでもあるかもしれません)。
INF側は、Evi選手にTOPを破壊される可能性の非常に高いかつMidのAria選手とのflexPickにもなるRenektonをBANしました。後の2体は単純にOPなチャンピオンなので今大会ではBANされがちなチャンピオンです。
Pickフェーズ1
DFM: Udyr, Tristana, Gnar
INF: Leesin, Kai'sa, Volibear
FirstPickとして出てきたのがSteal選手の得意PickとなるUdyrです。
これに対して、INFが選んだピックがLeesin(EのCDバフによってTOP/MID/JGのフレックスピックになった)とKai'sa(今PatchのメタADC)でした。
ここで、一瞬UdyrのカウンターであるSkarnerをチラ見せしてきたのには「?!」ってなりましたw
そのPickに対してDFMは、Ka'isaのAll-inをRやWでいなすことができる、かつ序盤のダメトレもイーブンに行えるであろうTristanaとEvi選手の得意PickであるGnarをPickしました。
ここで、INFはJGとTOPのFlexPickであり、Evi選手に有利なレーンを行わせないためにGnarのカウンターであるVolibearをPickしました。
BANフェーズ2
DFM: Sylas, Viktor
INF: Ryze, Sett
Sylasは、まだPickできていないSup枠のKazu選手の得意PickであるAlistarのultを盗まれる事を警戒しつつ、前回Aria選手がSylas相手に緊張して序盤にSoloKillされてしまったこともありBANをしたと思います。また、Viktorに関しては今大会のメタPickであり、レーンの主導権を取られやすいなどの理由からBanしたものだと思います。
INF側は、Aria選手がLJLでPickしたり、Kazu選手の得意PickにEngageSupが多いことからRyzeをBAN(Ryzeのプッシュ力、確定CC、ultを考慮)。Kazu選手の得意PickでもあるSettをBANしました。
Pickフェーズ2
DFM: Leblanc, Alistar
INF: Syndra, Nautilus
まず、Midの安定PickかつAll-in構成にぴったりなSyndraをPick。
それに対して、なんとDFMはLeblancという今Patchではアグレッシブで安定せず、プロリーグであまり人気のないLeblanc(Pick率3%)をSyndraのカウンターとしてPickしました。ここがこの試合でのまず大きな見どころでしたね!
そして、Kazu選手の得意PickであるAlistarをPickしました。
そして、redsideの利点でもあるINFのLastPickはNautilusでした。
Nautilusは、試合全体の勝率ではEngageをAlistarのスキルで弾き落されてしまうので不利なものの、レーン勝率では圧倒しているため、Bottomを厚く見る選択をしたことになります。また、Kai'sa & NautilusというコンビはLoL界隈ではかなり有名なPickであり、Lv.6タイミングのAll-in性能は目を惹くものがあります。
ここまでの感想
個人的にDFMが構成有利を取っていると感じました。
注目点としては、Mid Aria選手のLeblancというリスキーな選択と、相手のBottomに重点を置く構成がゲームメイクにどれほど影響するかというところでした。