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オブザーバーが観戦中に気を付けていること。【eスポーツクリエイターINTERVIEW】

こんにちは、ユウクリeスポーツ事業部のばやしです。
今回も、前回に引き続き、現役のオブザーバーとして活動している
くろまさん、ごりさんに
インタビューさせていただきました!!!

ばやし:観戦中に意識ていることはありますか?

ごり・くろま:・・・難しいですね笑

ごり:意識していることは、お客さんが観戦しやすいことがまずひとつ。もうひとつは、大会の流れに沿っていくことの2つくらいですかね。
基本それ以上のことは、考えずに。そこだけは外さずに。いろんなことを含めてやってるときも、それだけはマストで心がけてますね。迫力とか演出的要素を求められることはいっぱいあるんですけどね。
大会の流れに沿うならば、優勝争いをしているときに、あと1回チームが勝ったら優勝っていうシーンで、優勝しそうなチームを配分的に多く映すとか。もしくは、盛り上がってそうな勢いがあるチームをにフォーカスしていったり、いろんなことがあると思うんですけど、基本的にはさっき言った2点を意識していますね。

ばやし:シンプルイズベストということですね!

ごり:考えすぎちゃうと難しくなってしまうので。

ばやし:たしかに。オブザーバーって瞬発力もいりますもんね。私なら小難しいこと考えながらできそうにないです。笑

ごり:結構アドリブが求められる世界なんですよね。事前にいろんなことを詰め込むんですけど、実際やっていく上では、なるべく流れから外れないようにしていくっていう。

ばやし:くろまさんは、どんなことを意識していますか?

くろま:ほとんど言われちゃった。笑

ばやし:(笑)

くろま:僕が関わる観戦チームの中でコンセプトとして持っていたり、僕自身が思っていたのは、大会ってどんなにいいデザインで配信しても、どんなにタイトルが良くて、どんなにすごい選手が出ていても、配信垂れ流しで実況解説がないと、すごく簡素な大会になっちゃうっていうことなんです。
実況解説がすごい人だったり、選手が有名人なら集客はある程度見込めると思うんですけど、例え選手が認知度はまだ低い人でも、実況解説があると面白くなると思っていて。

ゲームを面白く見せる、ゲームをわかりやすく見せるっていうわかりやすい例をあげると、最近WBCとかやってるじゃないですか。ラジオってなにも映像は見えてないのに実況解説の音声だけで、状況が浮かんできますよね。
そこが実況解説のすごいところで。そんな状況を作り出すのがオブザーバーっていう仕事なので、オブザーバーも実況解説の一部、近いものだと思っています。

ばやし:そっか、確かにオブザーバーさんが実況解説さんに、素材を提供しているわけですもんね!

くろま:そうです、そうです。
どんな素晴らしい実況解説者を呼んでも、何も起きていない場所を映していたら、場繋ぎはしてくれるけど、実況のしようがなくなっちゃうんですよね。
野球でいうと、バット振ってボールが飛んだのに、バッターの方を映してたら実況しようがないので、バッターが打ってボールが飛んだら、ボールをカメラで追うじゃないですか。それをオブザーバーがやってるんだなっていう。
やっぱ実況と解説の流れもみたうえで状況を判断して、ごりさんも言っていたようにどう見せたらわかりやすいかとか、考えて映していくのが大切かなって思いますね。

ばやし:案件はいるときに、予習とか下準備とかするんですか?

ごり:場合によりますね。ワンデイで一発であれば準備のしようがない場合もありますが、シーズンが長く続くものは、前のシーズンを観ます。特にレギュラーシーズンあって、次シーズンどうなるんだろうってタイミングは意識してチェックしますね。

くろま:なかなか難しいところですけど、僕も最初の頃は、各チームのデータとかも見てました。「このチームはこのランキング上位にいるから、スコア高い」とか調べれば事前にわかると思うんですけど、結局はオブザーバーが一番大切なのは数をこなすことかなと思います。

APEX、フォートナイトで観戦(オブザーバー業務)に複数入ってても、場数こなしてこないと、見せ方はなかなか掴めない。難しいところがあると思っていて。最初の頃は勉強したうえで場数を踏んでいくんですけど、ある程度こなしていくと、慣れたタイトルなら勉強したり事前準備しなくても、この人こういう人だなとかわかるようになりますね。

ばやし:ちなみに、、、ライブでやる仕事だからこそ、トライ&エラーがいろいろあると思うんですけど、やってる最中に「しくった!」って気づくことが多いですか?後から見返したときに気づくことが多いですか?

ごり:両方ありますね。でかいミスはやった瞬間にわかる。あとから見て、「なんかちがくね?」ってなることも全然あります。僕は毎日やっちまったって思いながらやってます・・笑

くろま:結局この業界ってライブだから、完璧は出せない・・

ごり:そうなんですよね、配信は残っちゃうので良いものにしたいけど、やっちゃうことはありますね・・笑
見返すほどに細かいところに気づいたりして。だから担当する大会の前のシーズン観て、『こういうところ良くなかったら、ここ変えなきゃな』とか対策を考えますね。あとは、そのゲームタイトルを遊んでゲームのことを分かっておく。この武器、このキャラ強いなとか、やりながら感覚的にそのタイトルについて吸収していくんです。数字はもちろん目を通すけど、数字だけじゃない、それ以外のものはなるべくそういう形で吸収していくようにしていますね。

ばやし:なるほど~。正直、しくじったときは、へこんだりしますか?

くろま:へこんでも次につながらないから僕は気にしないです笑

ごり:強いすね!

くろま:次同じことしないように気をつけようってモチベーションだけで。ある意味選手よりメンタル必要かもしれないですね笑

ごり:いいっすね!僕は本番終わったら、唸ってるので(一同爆笑)
だいたい周りの人にそんなことなかったよって言ってもらえるんですけど、「でもここが(まずかった)!」って思っちゃって。僕はそれが毎日なので慣れてて、そうやって発散してますね笑 

ばやし:人との交流で発散するタイプなんですね!

ごり:良くないと思うんですけど、口に出してますね笑
たぶん大満足で現場から帰ると、逆にきもがられる気がします笑

(一同爆笑)

ごりさん、くろまさんありがとうございます!
次回は、オブザーバーのおもしろさとやりがいについておふたりに聞いてみたいと思います!

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