見出し画像

ヴェルスパ大分 ~その③~

今回は、ヴェルスパ大分での3年目、4年目のことについて書いていきます。

ヴェルスパ大分2年目では、前回の投稿で書いたように開幕戦で骨折をしてしまい、1年間満足のいくプレーができずシーズンが終わってしまった。

そこから気持ちを入れ替えて臨んだ3年目は、1年間通してほぼ全試合出場することができたが、満足のいく結果とはいかなかった。

4年目になり、自分の立場を考えるようになった。これまでは、自分勝手で、監督やコーチ、味方、相手選手にも強い口調で発言したり、審判にも強く当たったいた。それを骨折して、半年ほど外からチームを見て、もっと自分の立場を考えて行動し、発言しようと考えるようになった。
例えば、審判とはうまくコミュニケーションをとったり、誰かが審判や相手選手に文句を言っていたら止めに入ったりするようになった。

また、チームでの役割は、今までは貪欲にゴールを目指していたが、ゴールを取りに行くことはもちろん大事だが、チームのためにどうプレーすればチームに貢献できるか、チームを助けることができるのかを考えるようになった。
その答えは、チームで一番走ることだった。特に守備のとき、前線から先頭に立ち、プレスをかける。それを何度も繰り返す。それは、自分のためでもあった。私はトリニータのときでもそうだったが、守備からリズムを作ることが試合に入るための方法だった。がむしゃらにボールを奪いにいけば、自然に乳酸もたまるし、体力も消耗する。でも、それが試合に集中する一番手っ取り早い方法でした。
あと一つは岡崎慎司の存在。慎司が前線から守備をしてがむしゃらにプレーしている姿を見ると、自分ももっとやらないといけないと思う。それは、現在所属のジェイリースFCでも同じ。(ジェイリースFCのことは、また今後書いていきます。)

4年目の時、須藤監督が就任し、サッカーのスタイルは去年までとは全く違うものとなった。基礎を大事にし、練習のときからパスとトラップを意識させたメニューが多く、その中でフィジカルも鍛えていたので、凄くきつかったけど、選手全員が上手くなっていくのが分かった。
試合では、出れたり出れなかったりしたけど、須藤さんとその中でも、いろいろと戦術のことや練習メニューのことを話し合ったりした。練習は何かやりたいことはあるか、選手はどんな感じか、そういったサッカーのことを話しあうこともあれば、大分県の良いところはどこか、おすすめの温泉はあるか、プライベートのことまで話すようになった。
僕はこれが自分の立場、役割かなと思った。監督と選手の間に立ち、両方の

意見を聞いたり、アドバイスをしたり。凄く濃い1年だったと思う。

私は、ヴェルスパ大分での4年間で、3人の方の指導を受けました。それぞれの戦術や考え方があり、貴重な経験をすることができました。また、初めて仕事をして、慣れるまでは大変だったけど、いろんな方に支えられてサッカーができているのだと肌で感じることができました。支えてくださってる企業様、応援してくれているサポーターが凄く大事で大切な存在なのだと改めて感じることができました。

最後にヴェルスパ大分、JFL初優勝おめでとうございます。何度か試合を見に行かせてもらったけど、個人の技術が高く、連動性があり、見ていて楽しい、そして力強いサッカーをしていました。

今後、ヴェルスパ大分がJに参入できることを願っています。これからも応援しています!!

おわり

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?