らくらくケイラク体操と漢方の回答

先週、おとどけしたらくらくケイラク体操にhttps://www.youtube.com/watch?v=BZ7RkkohDWQ同じ質問が多数来たので、お答えします。

①頻度は?  これは出来れば毎日してあげるとよいですね(^ ^) 色々考えて続け易いようにとあえて3分間にしています。

②あんなに優しくふわっとさするので効果があるのですか?  そうなんです。今回、経絡を活性化させるため、優しくさする♪と歌詞にしてまでそうお願いしています。通常、鍼灸師は治療において、お一人お一人の体の状態をみて、どの経絡を選ぶか、どのツボを使うか、そのツボをどのように使うか。判断しています。

どのように使うか。は詳しくいうと、経絡の気を補法と言って補うようにするのか、もしくは瀉法といって気を漏らす(または他の経絡に移す)ようにするか、を使い分けています。いずれにせよ、疏通、つまり滞りなくよく流れていくためにしていめす。それをセルフケアでしていただくので、活性化して流れていくだけの刺激で充分なのです。それ以上、グイグイしてしまうと、瀉法に働いてしまい、気を漏らしてしまう可能性があります。今回は、免疫アップ編なので、とにかく気を補いたいため、ふわっと優しくさすることが大切なのです。

次に漢方について。

漢方は効果を実感するまでに時間も費用も必要な印象がある。ということでした。

しかし、漢方とてお薬。処方によっては即効性のあるものもたくさんあります。一回きりの時も3日くらいで終わる時も。二週間くらいの時も。年をまたいで、長く服用する時も。

前出の瀉法というものの一部にはかなり早く効果を出すものがあります。下法(つまり便をだす)ものや、利尿作用を出す漢方は早く効き目が実感されます。対して補法というものは身体が虚無な状態を補うので、そもそも身体の力が無い方への処方です。ゆっくりじっくり、気がつくと身体が軽いかも?という効き方をします。どんな目的の治療をするか、また、治療を受ける方の身体のエネルギー全体の力により、服用する期間は全く異なります。

お薬なので症状がとれたらもちろんやめる事、または処方を変えることも大切です。漢方はお一人お一人に対して『証』というものをたてます。つまり、症状がどのように構成されているのかを人間を小宇宙として全体的に観ていきます。

何がどうなって症状が出ているかを知り、ご自身をいたわって差し上げることがなによりの早い改善への道です。養生法の一助として体操や薬膳料理などもぜひご活用ください。



    





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