柿のすばらしさ(前回のつづき)

柿… 

「柿が赤くなれば医が青くなる」のことわざ通り素晴らしい生薬です

東洋医学では「未病を治す」ものですから予防をする「食医」の地位は高かったといわれています。症状がでてから治す医者は「下工」といわれていたとか…

☆柿の葉・・・今の季節には葉を干してお茶にするとよいですね。紫外線の強いこの季節、含有されているビタミンCがお肌を守ってくれます。抗酸化ビタミンのCを取り入れられて素晴らしいアイデアです。だれか無農薬の柿の葉をください!お茶に加工して半分お返しします(^^♪

☆柿の実・・・定番の実です。秋に成るには意味が深く、肺の熱を取るといわれています。秋の乾燥した空気によって肺を傷め、咳や喘息を起こすことが多い方は、秋のデサートとして取り入れていただくとよいですね。のどの渇きを潤し、咳を止めるだけでなく、なんと!お酒により体にたまったものを体外に排出する作用に優れます。飲みすぎて体が、重だるいときにも思い出してあげてください。

☆柿の蔕(へた)・・・気をめぐらせる生薬となります。気を降ろす効果が高いので昔からゲップが止まらないときに煎じて飲んでいたようです。胃にも作用しますので、吐き気があるときにも良いです。秋に柿を食べたら、ヘタを捨てずに乾燥させて取っておくといいですよ!(もちろん無農薬のものを)

その他、☆柿餅(しへい)は干し柿 ☆柿霜(しそう)は干し柿の表面の白い「つぶつぶ」のこと ☆柿漆(ししつ)は未熟な青柿を使ったお薬。まだまだ書きたいこといっぱいですが、未熟な青柿が今取れますからね。その話はまた今度。

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