モネの作品集を見た
この作品集を見てたら、モネの描く空や水面にうつる
朝焼け、夕焼けのグラデーションがとても好きになった。
好きな絵が載ってるページを付箋しまくった。
息をとめて見ちゃう。
これは印刷の絵だけど、
それでも絵が纏う空気まで吸い込みたくなって
息がとまる。集中して見たくなる。
本物見れたらどれだけ感動するんだろ
といっても今年の7月に初めて国立西洋美術館に行って、初めてモネの作品を見て、それから本当にのめり込み始めたんだけど
あのときも感動というか衝撃を受けた。
素人でも感じた。まじで本物ぜんぜんちがう。
睡蓮の大作もそれはそれは素敵だったんだけど、
わたしの中で一番印象に残ってるのは
ウォータールー橋や、チャリング・クロス橋の
連作だった。
あの筆跡の残った絵肌で描かれるぼやっとした空気が、なんかまじもんな「空気」なんすよ。
ぼや〜っと纏ってて、
ウ、ウワーっ！！！てなった（語彙力）
ウォータールー橋は人混みで撮れなかった
無理にでも撮ればよかった！リベンジしたい
絵はもちろん平面なんだけど、
どう見てもなんかこうボワっと変な空気っぽいなにかが絵の表面に出てる。
霞っぽいなにかが。
霞をとったら、本来絵に描かれてないはずのウォータールー橋が、たぶんはっきり見える。
そんな感じ。そんな錯覚が起きた。
あと、
「こんな景色見たことないけど見たことある…！」て感じにもなった。
こんな色のついた「空気」なんて見たことないけど、でも見たことあるの。
そして不思議とわかる、あ〜朝やけの時間か〜みたいな。（実際展示中の絵が朝やけだったかどんなだったかは忘れたけど）
でも、その絵がなんで朝やけを描いたって分かるのかが
分からない。
分からないけど感じ取れるほど緻密に描かれている。
えっ空気って描けるんだ？て混乱した。
すごく不思議でリアルに三度見くらいした。
あの感覚はいままで見た作品集とか
平面の印刷物からは感じられなかった。
モネってすごいんだなって思った。
何にも知らないあのときですら、すごく衝撃を受けたんだから、今見たらどうなるのか、
恥ずかしいけど泣くんじゃないか。
周囲に「何を酔いしれてるんだ」と冷たい目でみられちゃう。
でも見たい。見たいよー！！あー！！！
ついドラえもんぽく言いたくなる
話変わるけど、山田五郎さんのYouTubeのカイユボット回で、彼が遺したモネたちの絵を国に遺贈するとき、
価値が認められなくて数を67点→40点に減らされたらしい。
まじか！？て思った。
当時の評価はそんなもんだったらしいけど、信じられない。生でご覧になってない？見た？見たうえでその判断？当時の審美眼やばくない？曇ってない？やばくない？まじ？
…ていうのをこの約200年間できっと世界中の何万人も何億人もが思ったんだろうなあ
名前も言葉もわからぬ同志の存在を感じる(°▽°)
人の身長よりでかい。
あと、作品集に載ってたモネの生涯の系譜に、
「妻アリスの隣に埋葬されたモネ」て大きな墓の写真が載ってて
分かりきってたことなんだけど
「死んじゃってるのか…」て謎のショックを受けた。
推しがいない。推しがもうこの世にいない。
意外とショック。
知ったとき、ハマったときにはもうこの世にいないのって何気にショック。
私にとってのマイケルジャクソンもそうだった。
we are the worldで惚れたあの褐色でスラっとしたかっこいいマイケルはもうこの世にいなかった。
なんでだよ！つら！
もしモネが生きてたらなあ…講演会とか行ったことないけどモネがするなら行ってみたかったなあ。
日本人で、モネと親しかった
黒木さんて伯爵（伯爵ってなに）のご夫婦がいたらしいけど、彼らは一体何者なんだ。
奥さんのほうが松方幸次郎の姪っ子だったみたいだけど
まじ垂涎もののうらやましい境遇。
生でたくさん見れたんだろうなーモネの絵。
生のモネとも何度も会ってるらしいし、フランス語ぺらぺらだったのかなあすごいな
ていうのも、世の美大生や教授がいままでに何度も思ったことなんだろうなあ。
推しがもうこの世にいないさびしさ。
関係ないけど「推し」ってことばいいな、重苦しくないライトな感じがいい。
推しといえば、いまの私の推しは柴崎先生。
YouTubeとかで話題にあがる画家さん。紳士。おじいちゃん先生の愛称で知られてる。
これも今年の7月に土砂降りのなか個展に行けて、タイミングよくお会いできて、お写真一緒に撮っていただけて、サインもいただいた。
紳士だった。ウィルキンソンの炭酸飲んでた。
いただいたサイン入りのTシャツは額に入れて飾ってる。
名前見えちゃうからサインはふせるけども
土砂降りのなかスーツケース持って行ったなあ…
受付の女性が優しい方で、スーツケース預かってくれたんだよなあ元気かなあ。
あのときは助かりましたーありがとうございます。
また美術館めぐりしたいな、推しの柴崎先生にも会えるうちに会えるだけ会っておきたい。
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