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パスって何種類?スペインの大学のサッカーの授業で学んだこと

Hola! 今回は僕がスペインの大学のサッカーの授業で学んだパスのコンセプトについて書いたので、是非読んで下さい。

はじめに

まず初めに自分の事を知らない読者様に自己紹介を改めてします。

僕の名前は甲田光と申します。

スペインに10年以上住んでいて、今はスペインの5部でサッカーをプレーしながら現地の私立大学でスポーツを学んでいます。

スペインには13歳の時に親元を離れ、単身でサッカー留学をさせてもらいました。

スペインでサッカーをするきっかけは前の記事に書きましたので読んでもらえると嬉しいです。

自己紹介はここまでにしておいて、なぜ私が今回この記事を書くことになったかを説明します。

記事を書こうと思ったきっかけ

最近、私はTwitterを始めて自分のスペインでの経験やスペインサッカーに関するつぶやきをしていました。

ある時、私がスペインの大学のサッカーの授業で学んだ事をTwitterで書いたところ、多くの方々からコメントをいただきました。

そこで気づいた事があり、それはスペインサッカーでは常識である事が、日本サッカーではそうでないという事をコメントを通して気付きました。

そして、私は自分がスペインでプレーしてきた経験やスペインの大学で学んだサッカーを日本の指導者の方々や日本の選手達に伝えたいという思いからnoteを通して発信していこうと思いました。

スペインのサッカーメソッド(パス編)

さて、本題に入りたいと思います。

今回は、パスをテーマとしたスペインのトレーニングメソッドについて書いていきます。

まず初めに、Twitterでも投稿しましたが、パスの種類は何種類あって、それぞれどのようなパスだと思いますか?

答えは...

4種類あります。
・pase corto (ショートパス)
・pase largo (ロングパス)
・pase intermedio (ミドルパス)
・pase de seguridad (安全なパス)

これがスペインの大学の授業で学んだ4種類のパスです。

個人的にはこれにもう2種類のパスを加えた方が良いかと思いますが、まずは、4種類それぞれのパスの定義と例を説明します。

Pase Corto (ショートパス)

定義
→ボール保持者が同じラインにいる味方に出す短いパス。

どんなシチュエーションで使うか
→敵選手を引きつけてフリーな選手を作る時。
→敵の守備ブロックを動かして攻撃のスペースを作る時など。


Pase Largo (ロングパス)

定義
→大きく局面を変えるパス。

どんなシチュエーションで使うか
→サイドチェンジ。
→キーパーからDFやMFへのパスコースがない時など。


Pase intermedio (ミドルパス)

定義
→敵のブロックラインを一列越した位置の味方に出すパス。

どんなシチュエーションで使うか
→くさびのパスなど。


Pase de Seguridad (安全なパス)

定義
→成功確率ほぼ100%の敵が周りにいない味方へのパス。

どんなシチュエーションで使うか
→敵からボールを奪った時。
→キーパーやフリーなセンターバックへのバックパスなど。


そして、個人的に付け加えた方が良いと思うパスの種類が2つあります。

一つ目は、

Pase Ruptura (ディフェンスの最終ラインの裏へのパス)

定義
→相手の最終ラインの裏に走る味方に出すパス。

どんなシチュエーションで使うか
→相手ディフェンスラインにスペースができて、そこに見方が走り込んだ時。
→相手の最終ラインの位置が高い時。

Centro (センタリング)

定義
→サイドからゴールを狙える位置にいる選手へのパス。

どんなシチュエーションで使うか
→相手ディフェンスが中央をブロックしている時のサイド攻撃時。


最後に

今回はスペインサッカーにおいて、パスのコンセプトを書いてみました。

スペインの大学で学んだ4種類のパスに加えて、自分が考えるもう2種類のパスの定義と例を挙げてみました。

今回の記事が皆さんに楽しんでもらえたら幸いです。

また、スペインのサッカーについてたくさん書こうと思っているので、もし、興味があればまた記事を読んでください。

¡Hasta luego!

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