登山と発見


先月からの低い山登山。
本日は鳴神山へと足を運んだ。
あいにくの小雨だったが、天気予報を信じて雨が止むという数時間をめがけて登ってきた。
登山道の隣には小川が流れていて、川のせせらぎと岩に生えた苔、時より差し込む日の光がなんとも神々しい雰囲気を漂わせていた。
天気が悪かったせいなのかあまり鳥を見かけなかったが、登山道の真ん中で休憩する真っ赤な沢がにに出会えたのは嬉しかった。

登山道に丸太が置いてあった。
断面はのこぎりで切ったのか平らになっていて綺麗に苔が覆っていた。
そこに誰が書いたのかニコちゃんマークが書かれていて、初め見たときはなんとなく薄気味悪かったのだが、帰りにもう一度会った時は親しみがわいたのかハッピーな気持ちになれた。

頂上の手前に狐の置物が二つあった。
片方の狐だけ両耳が砕けていた。
かわりにピカチュウの耳に似た形の角ばった石が頭の上に二つ並べられていた。
始めに見た方がこちらだったのだが、友人に言われるまで違和感の正体にきずかず、鈍感な自分に対して笑いがこみ上げた。

頂上は360度当たりの山を見渡せる絶景ポイントなのだが、残念なことに本日は霧のせいで一切周りが見えなかった。
しかし、あたり一面真っ白に覆われたこじんまりとした頂上は異世界のようで、モンスターハンターの世界に来たような気分を味わえた。


次こそは絶景をみたい。


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