生きがいも働きがいも手に入れるには?

企業から従業員の勤怠管理に関する悩みがある。


「リモートワークが進むと、サボるのではないか・・・」

「監視ツールを置くべきか・・・」


結論から言うと、仕事が楽しい人はリモートであろうとなかろうとサボらないし、仕事が楽しくない人は関係なくサボる。


会社の仕組みの問題というよりも、個人の意識の問題なのである。


仕事を頑張ることが自分の良い未来につながっていると確信を持てば、サボろうとは思わない。


夢中で仕事をするので、能力も向上し、社内で引っ張りだこの人材になるだろう。


一方、仕事が苦痛な人は、出社の強制力がないなら、最小限の仕事をして、後は業務外のことをする。


仕事が楽しい人と苦痛な人との間には、今まで以上の格差が広がっていく。


これからは趣味や遊びで培った能力を仕事に生かしたり、仕事で育んだスキルを副業や他のプロジェクトに横展開したりできるかどうかが、個人の働きがいと生きがいを左右する。


仮に今の仕事が好きではない、納得がいかなくても、楽しみを見いだし、目の前の状況を面白がれるなら、巡り巡って理想の働き方につながっていく。


とはいえ、毎日ワクワクと公私混同を発揮しながら仕事や人生を楽しんでいる人は、まだ一握り。


すぐに理想の職場に転職できる訳でもないし、目の前の仕事をこなすのに精いっぱいという人が多い。


そんな人は自分の好きなことや夢中になれることは、何かを探ってみるといい。


仕事に関係なく「好き」を100個挙げてみる。


多いと思うかもしれないが、それだけ挙げれば現状から楽しみを見つけるヒントはいくらでも見つかる。


「大切な人に喜んでもらうのが好き」なら、仕事場で大切な人に喜んでもらうことから始めればいい。


今いる環境を楽しめる視点を育むことが、遠回りに見えて最も確実な、生きがいも働きがいも手に入れる方法なのである。

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