胸騒ぎをする時はないだろうか?

仕事やプライベートに関わらず、何かしようとした瞬間、ふと胸騒ぎに襲われるという経験はあるだろう。

ひと口に直感と言っても、「何となくよさそう」とボヤっとしたものから、「絶対にヤバイ」という緊急性を帯びたものまで、いくつかのパターンに分けられる。

その中でも私達が生活していく中で一番大切にしなくてはならないのが、悪いことを直感する力である。

よい直感はスルーしても大きな実害はないが、悪い直感は直接生命に関わってくる。

食べ物であれば、美味しそうなものを見分ける力より、絶対に食べてはいけない毒や傷んだものを嗅ぎ分ける力の方が重要。

悪い直感(予感)の特徴は、一つ言えるのは、それが必ずしも頭の中だけで閃くとは限らない。

例えば、何か大きな買い物をして、最後に売買契約書に判を押すなどという時、何だかみぞおちから胸のあたりがゾワゾワとして落ち着かない気持ちになることがある。

直感がその契約を止めるべきだと訴えているわけである。

これがいわゆる、胸騒ぎである。

この胸騒ぎや、みぞおちのゾワゾワする現象には、アドレナリンというホルモンが関わっているのではないかと考えられている。

アドレナリンは敵との戦闘状態に入った時や、あるいは敵から逃げる時に放出されるホルモン。

全身のパワーを攻撃、あるいは闘争に使うために、とりあえず今は必要のない胃腸の機能を落とす。

それが、みぞおちがゾワゾワする原因ではないかと考えられる。

人間の行動や情動がいわゆる脳内伝達物質であるホルモンの状態によって変化することはよく知られているが、そもそもホルモンが最初に発見されたのは腸内で、腸は脳の次に神経伝達物質を生産している臓器で、それが「第二の脳」と呼ばれる理由である。

いずれにせよ、腸を健康に保つということは、もしかすると直感力を高め、運をよくする一つの要素なのかもしれない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?