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転職したら労働条件通知書をもらうこと、お兄さんとの約束だぞ

タイトルがすべてですが、転職先企業から必ず「労働条件通知書」をもらってください。

労働条件通知書とは、簡単にいえば「どういう労働条件かを明示した書類」のこと。労働者を雇用した際には必ず労働者に渡すべき書類です。

この書類を渡さない、あるいは労働条件を開示しない会社は100%ブラック企業(ここでのブラックとは違法という意味)です。労働条件通知書の意味や重要性を理解していない会社に入社してはいけません。

(提示の仕方は法律には指定されていないので、メールで送れられてくるという可能性もあります。ただ、重要な情報をメールで済ませる会社はどうかと思いますが)

仮に入社後であったら、必ず会社から労働条件通知書をもらってください。会社がウニャウニャ言うようであれば労基署に駆け込むか退職すべきです。

結婚しようと言いながら婚姻届を書かない、提出しない伴侶をどう思いますか?絶対、何かあると思いますよね。実は既婚者だった、なんてこともありえます。誰もがそんな人と結婚してはいけないことが分かるように、労働条件通知書を出さない会社には入社してはダメです。

大事なことなので、もう一度言います。

労働条件通知書を出さない会社には転職してはいけません。

求人にアットホームと書いている会社には転職するなみたいな、どうでもいい話ではありません。これは100%違法なレベルです。

転職する際に知るべき、第一歩の情報と言ってもいいでしょう。インフルエンサーが投稿する「この言葉がある求人には応募するな」とか見ている場合ではありません。

ブラック企業は越えてはならない一線を軽々と越えてきます。しかも、当たり前のような顔をして。

だから、転職者側が正しい知識を身に付けなければなりません。ブラック企業は転職者の無知に漬け込んで、意図的に騙してきます。悲しい世の中ですが、最低限の自衛は必要です。

人材サービス業に身を置く人間としては、転職者に正しい知識を身に付けていただき、素敵な企業とマッチングしてほしいと願っています。なぜなら、いい人材といい会社がマッチングし続けることで会社や業界が潤い、世の中がよくなるからです。

「誠意を尽くせばわかってくれる」なんて思ってはダメです。なぜなら、意図的に渡さない企業は、あなたのことをカモとして思っていないからです。あなたを騙してこき使い、自分たちの利益にしようと考えています。あなたをカモネギとしか考えない会社が、話せばわかるでしょうか。そんなわけありません。

だから、そんな会社に出会ったら、一刻も早く距離を取るべきです。カモられる社員をなくすことがブラック企業を撲滅する最短ルートなのです。

よろしければ、サポートをしていただけると嬉しいです。サポートが今後の活動の励みになります。今後、求職者・人事担当などに有益な情報を提供していきたいと考えています。