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Weekly HRTech(23/04/23~23/04/29)

今週のHRTechニュースまとめ

2023年4月23日から4月29日にかけて発表された国内HR Tech関連のニュースは10件、内訳は以下の通りです。

①サービスのローンチ・新機能 6件
②業務提携 1件
➂資金調達・M&A・上場 0件
➃調査 1件
➄その他 2件


今週チェックしておきたいマストワン

『HelloBoss』、ChatGPT技術を活用したAIチャットサービス「HelloChat」に多言語の音声読み上げ機能を追加

株式会社NGAが提供している第3世代AI採用アプリ『HelloBoss』はChatGPT技術を活用したアプリ内のAIチャットサービス「HelloChat」に、日本語・英語・中国語を含めた多言語の音声読み上げ機能を追加しました。

このリリースで「Hello Boss」というAIマッチング+チャット型の採用サービスを初めて知ったのですが、明らかに中国の「Boss Zhipin(BOSS 直聘)」をパクったネーミングだし、サービスの内容もほぼ同じだなと感じました。

ここで補足すると、中国のHRTechサービス「Boss Zhipin」は、求職者と求人側が直接チャットでやりとりできること、独自のAIアルゴリズムによって求人または求職者の推薦が可能なことが特徴のAIマッチングサービスです。

求職者と求人側がダイレクトに話せるという機能が他社にない特徴だ。BOSS直聘では、企業の経営者や求人担当者がプラットフォーム側の担当者と一緒に求職者の情報を確認したり、面接をしたりする。これまで紙ベースの履歴書やメールの添付ファイルから情報を確認していたのが、スマートフォンによってダイレクトなやり取りになったのである。

人材情報サービス企業の売上高は通常求人側からの広告料、履歴書のダウンロード料からなる。それに対し、BOSS直聘は履歴書のダウンロードサービスがなく、求人情報の掲載権限とスマートマッチング機能の利用料、その他の効率化サービスの利用料をメインとする。

人材業界で時価総額1兆円の企業が誕生。米上場の「BOSS直聘」、中小企業の求人支援に強み


ということで気になってこの「HelloBoss」を提供しているNGAという会社を調べていると、CEOの王沁氏が『中国オンラインビジネスモデル図鑑』という本の執筆者ということがわかりました。

本の帯に「ビジネス・起業・投資・企画開発に役立つ!」とありましたが、まさにご自身で中国企業の先進事例を転用して日本でビジネスを立ち上げられているということですね〜。
海外事例も積極的にリサーチせねばと改めて感じました。



①サービスのローンチ・新機能 6件

『HelloBoss』、ChatGPT技術を活用したAIチャットサービス「HelloChat」に多言語の音声読み上げ機能を追加

株式会社NGAが提供している第3世代AI採用アプリ『HelloBoss』は、ChatGPT技術を活用したアプリ内のAIチャットサービス「HelloChat」に、日本語・英語・中国語を含めた多言語の音声読み上げ機能を追加しました。こちらは、アクセシビリティ対応の一環でもあり、ユーザーの隙間時間の活用や、外国語での面接の練習など、多様なシーンにも役立てるよう開発した機能です。


ChatGPTで就活のESを約30秒で作成。ワンキャリア、書き方よりも内容に時間を割けるES自動生成サービス「ESの達人」 β版が5月中旬にリリース。

就活サイト「ONE CAREER」を運営する株式会社ワンキャリアは、大学生が就職活動で必要なエントリーシートの作成を支援する「ESの達人」β版を2023年5月中旬にリリースすることを決定しました。

「ESの達人」は、AI技術を駆使し、就活サイト「ONE CAREER」に投稿された15万件のESデータをもとに、約30秒でESの自動生成を可能にするサービス。就活生が志望業界や、自身の経験などを選択/入力するとESが自動生成されます。これにより、就活生はESの書き方に悩む時間を大幅に削減でき、自身の経験や特徴を振り返ることに集中できるようになります。


サイダスのタレントマネジメントシステム「CYDAS PEOPLE」に、社員からの問い合わせに自動で答えるChatGPT機能「PEOPLE-GPT」のリリース決定

株式会社サイダスが手がけるタレントマネジメントシステム「CYDAS PEOPLE」の機能の一つ「HR FAQ」に、社員からの問い合わせに自動で答えるChatGPT機能「PEOPLE-GPT」の新サービスをリリースします。


【ChatGPT × 人事】世界のHR情報が数秒で検索可能!オープンAIを搭載した新チャットボットサービス「ChatGoGlobal」を5/1~ 提供開始!

海外雇用代行サービス(EOR)のリーディングカンパニーであるGoGlobalは、オープンAI搭載検索ツールである「ChatGoGlobal」の提供を開始いたします。

AIチャットボット「ChatGoGloba」は、GoGlobalが独自に持つ100カ国以上のグローバルHR情報データベースを元に、生成AI技術を組み合わせ、海外進出時に確認したい対象国の法規制や、グローバルな人事手当、国別の雇用規制、従業員契約などに関連する幅広い質問に対して、数秒以内に適切な回答をご提供することができるように設計されているサービスです。


HeaR株式会社、採用力向上ツール「HITOME CX」をリリース - 候補者へ与えた選考体験をスコアリング、他社に負けない選考活動設計をサポート -

HeaR株式会社は、選考中の候補者へのアンケートを通して、選考全体の体験をスコアリングすることで、採用要件の解像度向上や面接官の候補者惹きつけ力向上に寄与する採用力向上ツール「HITOME CX」をリリースしました。

「HITOME CX」は、候補者アンケートを通じて企業の魅力要素や選考中の体験をスコア化し、選考毎に意向度向上に寄与できているかの可視化、選考官への面接満足度の可視化を実現するツールです。これにより、企業はより効果的な採用戦略を立てることが可能となります。


1日5分の社員教育サービス「kokoroe」、ChatGPTとの連携で問題作成の自動化が可能に。

株式会社hitocolorが運営するテスト形式で教育の課題発見から知識定着までを担う教育サービス「kokoroe」はChatGPTとのAPI連携によって受講に使用する問題を自動生成できる機能をリリースします。



②業務提携 1件

ワンキャリア、日本最大級のスタートアップカンファレンス「IVS」を運営するHeadline Japanと業務提携。「IVS2023 KYOTO」にて共同企画「HR横丁」を実施。

株式会社ワンキャリアは、日本最大級のスタートアップカンファレンス「IVS」を運営する株式会社Headline Japanと業務提携契約を締結しました。また、2023年6月28日(水)から6月30日(金)の3日間にかけて開催される「IVS2023 KYOTO」において、スタートアップキャリアを考える共同企画「HR横丁」を実施いたします。


➃調査 1件

女性の就業に関する1万人調査2023

株式会社リクルートの調査研究機関『ジョブズリサーチセンター(JBRC)』は、「女性の就業に関する1万人調査2023」を2023年2月に実施し、調査結果をまとめました。

・女性の非就業者(n=3,980)のうち今後の就業意向について、「すぐにでも/よい仕事があれば職業を持ちたい」と回答した人は 30.7%
・非就業者の現在働いていない理由について聞くと「家事、育児、介護などで働く時間がない」18.5%、「経済的に働く必要がない、働かなくてもやっていける」13.6%、「仕事をする自信がない」13.5%が上位 3 項目
・仕事を選ぶ際に重視する項目を聞くと、「安心して働けそうであること」72.9%、「休暇をとりやすいこと」67.5%、「通勤の便が良いこと」67.4%が上位に上がった。


➄その他 2件

株式会社SmartHR、中国支社開設のお知らせ

クラウド人事労務ソフト「SmartHR」を運営する株式会社SmartHRは、事業拡大に伴い、2023年5月1日に「中国支社」を開設します。東京本社・関西支社・九州支社・東海支社に続き、国内5つ目の拠点であり、支社長には当社インサイドセールスチームの立ち上げや九州支社の新規販路開拓に従事した平井 直希氏が就任します。


動画就活のJOBTV、動画を活用した就職・採用の新たな可能性を追求・発信する「動画就職総研」を設立

株式会社ベクトルが運営する動画就活の「JOBTV」は、「動画」を活用した就職・採用の新たな可能性を追求し、発信する「動画就職総研」を設立しました。


さいごに

今週のWeekly HRTechは以上となります!
TwitterではHRに限らず決算情報など幅広く情報発信しているので、もし興味があれば覗いてみてください!


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