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日本脱出した人の色恋の優先順位は高い?

外国に住んでいる日本人は色恋(恋愛とも言う)の優先順位が高い。これは日本という衆人監視の環境から解き放たれることと、素の性格が出て野生の本能を呼び起こされる影響だと思っている。なお30代以上を対象とした印象なので、もっと下の世代についてはイマイチ自信がない。

先日、外国でビザを取るのに学歴や職業、金が大事だと書いた。しかしそれらを覆す必殺技が1つある。それが「住みたい国の人間との結婚」だ。鶏が先か卵が先か、その国の人と国際結婚をして外国に住んでいるケースは多い。特に日本人女性は行動力と相手に合わせる能力を持っていて外国でも人気がある。男性はまだ保守的なので結婚相手は日本人志向が強く、色恋の多くは遊び目的だが、溶け込んで長期的に家庭を築いているケースもままある。いずれにしても人生リセットの過程で色恋ネタが関係する事例は多い。

言葉や人種の壁があり日本人は外国でも孤立しがちだ。国際的にリア充になれる人間は一握り、多くは狭い社会で暮らすこととなる。そういった背景もある。いずれにしても外国に住みながらストイックに仕事や勉強だけやっているというのはレアケースだろう。

自分はそういった野生化した日本人を見るのは好きだ。モテないで悶々としたまま中年になり、いい歳して異性関係で道を踏み外すような人生とは逆の、本能に研ぎ澄まされた人間になれる。チヤホヤされたり楽しい経験と出会う確率も高い。元々外国に住むような人間はネガティブ思考では務まらないから、自然と適者生存となる。

このステップを踏むと、自分の性格や本能を理解した上で人生を選択していくことになり、後悔するような人生を過ごす可能性は低い。外国に来て文句を言ったり揉めたりする日本人もいるが、たいてい来たばかりかいずれいなくなってしまう人である。その意味では日本で燻っている人にはこの「適者生存」をぜひ体験してもらいたい。

仮に日本から自分の意思で外国に出てくる人が10人いるとしたら、日本に数年で帰ってしまうのが5-6人、他国に渡っていくのが3人、長期的暮らすのは1-2人くらいの割合だろう。その過程ではいろいろ厳しい瞬間もある。だから根が楽観的で無いとメンタル的には難しい。かと言って別に気合を入れてハードモードでスタートする必要もないから、その国でたまたま運命的な出会いがあってずっと住むことになりました、というストーリーでも全くもって良いのだ。むしろ自然。

また色恋とは異なるが「子の母親」である人は、日本では育児に専念して何も出来なかったが、外国に来てからはメイドに子供を預けて飲みに行けるようになったなどの話も多い。日本では周囲の目がそれを許さず知らず知らずのうちに自分を制限していたのだ。日本にいる時は繋がれていた鎖から解放される、それは自分の人生を取り戻すキッカケとなり得る。いろいろな意味でプライスレスである。

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