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フランスで🇫🇷55日間のロックダウン (厳しい外出制限) 生活 😨

フランス式🇫🇷ロックダウン (厳しい外出制限) は、開始の前日の夜に、マクロンさん (大統領) から発表があり、翌日の正午から突然始まりました。

期間:55日間 (2020年3月17日から 2020年5月10日まで)

ロックダウン (厳しい外出制限) までのカウントダウン:

ロックダウンまであと4日:3日後から学校 (幼稚園から大学まで) が封鎖されることが決定 😨

ロックダウンまであと3日:翌日から、生活に必要な、食料品店や市場、薬局、ガソリンスタンド、銀行、タバコなどのお店を除いて、具体的には、レストラン、カフェ、映画館、ディスコなどは閉鎖されることが決定 😨

ロックダウン前日:マクロンさん (大統領) から発表 😨😱
“Nous sommes en guerre sanitaire contre le COVID-19” “我々はコロナウイルスとの戦争状態にある”

フランス式ロックダウン (厳しい外出制限)とは (日常生活に関して):

✅ いわゆるエッセンシャルワーカーのみ労働が許可。生活に必要な、食料品店や市場、薬局、ガソリンスタンド、銀行、タバコなどのお店を除いて、基本的には閉鎖。

✅ 外出するときには、JUSTIFICATIF DE DÉPLACEMENT PROFESSIONNEL (外出許可申請書) を携帯することが必須。違反した時は罰金 💸

✅ 食料品などの買い物、軽いスポーツアクティビティなどは、条件付きで許可されていました。

軽いスポーツに関して:

1️⃣ 家の周り半径 1km以内

2️⃣ 最大1時間

3️⃣ 1日一回、1人ですること *お子さん連れの場合など例外あり

4️⃣ 移動中の証明書 (外出許可申請書)を携帯 (ATTESTATION DE DEPLACEMENT DEROGATOIRE)

食料品などの買い物に関して:

1️⃣ 距離や時間などの制限は無い

2️⃣ 移動中の証明書 (外出許可申請書)を携帯 (ATTESTATION DE DEPLACEMENT DEROGATOIRE)

国境の閉鎖:

シェンゲン協定国外からシェンゲン協定国内には基本的には入国禁止。それ以外にもドイツなどいくつかの国では、独自に自国の国境を閉鎖。

コロナウイルス感染者 (感染疑い) 数に関して:

部分的にロックダウン (厳しい外出制限) が導入されるかも 🙄 と思っていたぐらいに地域的な格差がありました。 

パリがある Île-de-France とストラスブールがある Grand Est の 2地域圏の感染者数が圧倒的に多い。

ロックダウン後18日目のデーターですが、 4月3日 (金曜日) コロナウイルス感染者 (感染疑い) で病院での死者数合計:

フランス全土 : 5091人

パリがある Île-de-France : 1791人

ストラスブールがある Grand Est : 1311人

人口密度が高いパリ周辺で、感染者 (感染疑い) 数が多いのは理解できるけれど、パリと比べて、15%ぐらいの人口しかないストラスブール周辺 (Grand Est)  でいかに感染者が多いかよくわかる。

Grand Est では患者さんの数にベット数が追いついていなかったので (医療崩壊)、TGVなどを使って他の県や隣国、ドイツやルクセンブルク、スイスに患者さんを振り分けたり、軍の医療チームが仮設の医療施設を建て、患者さんの手当てをしていました。

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ロックダウン (厳しい外出制限) 中の買い物:

どこのお店も入口の前にガードマンさんがいて、入店者数を制限していました。お店の入り口の手前には、ソーシャルディスタンスを取るために、1~1.5m おきにテープが貼られ、間隔をあけて並びます。お店によっては、入店する前に手をアルコールで除菌させるところもありました。

レジに並ぶ時もソーシャルディスタンスを守る必要があり、1~1.5m おきにテープが貼られていました。お店のレジの前には透明なアクリル板 🙄 の敷居があり、飛沫感染を防ぐ対策がなされていました。お店の店員さんはマスク・手袋・フェイスマスクをされていました。

ロックダウン (厳しい外出制限) が始まったころ、お店から、“14時ごろが空いています” という案内があったので、基本的にこの時間帯の前後に買い物に行きました。 ほとんど並ばずに入店できる日もありました。並んでも、例外的な1回を除いて、15分ほどでした。

入店者数を制限しているので、店内にはお客さんが少なく、買い物はしやすかったです。レジもほとんど待つことはないので、ある意味 “楽” でした。

ロックダウン (厳しい外出制限) が始まった前後の日は、食料品売り場やお薬屋さんは、人で溢れかえり、品物も無くなったみたいだけれど (友だちの話から👱🏻‍♀️👱🏻🇫🇷)、そのあとは順次補給されているようでした。

もちろん日によって、お店によって、卵が無かったり、パンが無かったり、パスタが無かったりしますが、まぁ、選ばなければ and/or 次の週には、なんとかなる感じでした。

食料品類に関しては、“小麦粉がない” という話は聞いたけれど 👱🏻‍♀️👱🏻🇫🇷 それほど困ったことはなかったです。パスタも卵も選ばなければ、まぁ購入可能でした。

ロックダウン (厳しい外出制限) 中に心に響いたメッセージ:

ロックダウン20日目に、イギリスのエリザベス女王 (Queen Elizabeth II) が Coronavirus (COVID-19) の広がりを受けて、国民に対してテレビ演説。この様な形でコメントするのは、今回で 4回目だったそうです (在位60周年含めれば 5回目)。

第2次世界大戦での演説を思い出す。私たちはこれまでにも多くの困難に直面してきましたが、今回はこれまでと違います。私たちは今回、世界中の全ての国と同じ取り組みに参加しています。科学の素晴らしい躍進と、直感的な思いやりをもって、病を治すために。私たちは成功しますし、その成功は私たち全員1人1人の成功になります。“We will meet again”

英国民では無いけれど、なんだか、泣けた 😭

✍🏻 ロックダウン (厳しい外出制限) 生活で個人的に感じた 3つのこと:

ロックダウン (厳しい外出制限) という誰もがよきしなかった生活について、個々人立場・状況が違うため、全く感じ方が違うところが、ある意味、面白い。友達の中にも辛かったと思う人もいれば、さほど苦にならなかった人もいました👱🏻‍♀️👱🏻🇫🇷まぁ、当然だけど。

1️⃣ 個人的には狭い部屋 (庭もベランダもない) での55日間のロックダウン (厳しい外出制限) 生活は精神的にきつかった 😢 精神的なストレスが原因と思っているけれど、2度ぐらい体調が辛い時期がありました。

2️⃣ やっぱ太るなぁ。家にいる時間が途轍もなく長かったので、緩めのズボンとかスエットを履いていたのは、間違いだったかも 😂

3️⃣ 情報をどこから得るか。状況によって容赦なくシステムが変わるので情報をどこから得るのかはポイントだと思いました。個人的には Twitter が便利でした。フランス政府、マクロンさん (大統領) 、フィッリプ (首相) さん、Grand-Est (ストラスブールのある地域圏) などの、オリジナルアカウントをグループ化しておくと、意外と見やすかったです。

最終的にはリンクが貼られている、フランス政府のホームページなどに行き、情報を確認しました。

また Twitter を介して質問にも答えてくれるので、意外と自分が疑問に思っていることに関する類似の質問などもあり、役に立ちました。例えば、ロックダウン (厳しい外出制限) 後にクライミングはできるのか 🙄 など 😁

コメントを付けてリツイートしておけばメモがわりにもなり便利でした。

そのほか、こういったときのためにも在留届は出しておくこと。ストラスブールの場合は、在ストラスブール日本国総領事館からも、フランスの政策に関してメールが送られて来るので、たとえ Twitter で見逃しても、フォローできて便利でした。でも、必ず、フランス政府などの公的機関のホームページで確認しいておくべきだとも思いました。

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ロックダウン (厳しい外出制限) 最後の日:

これと言って特別な感情もなくいつも通りに過ごす。散歩にも行ったけれど🚶🏻何時もよりも人通りは少ないような気がしました。皆さん明日に向けて準備しているのかな 🙄 20hが過ぎて、Covid-19の封じ込めに関わっている人に感謝を込めて👏🏻👏🏻👏🏻空を見上げると虹が出ていました 🌈

世界中が 🌍🌏🌎 同時にある種のセレクション・フィルターをかけられ、自覚がなくとも、価値観が変わって行くんだろうなぁ 🙄

✍🏻 フランス🇫🇷ストラスブールでコロナウイルス(Coronavirus, COVID-19)によるロックダウン (厳しい外出制限) 中に感じたこと🗝

👉🏻 開始までのカウントダウン

👉🏻 開始から1ヶ月間に感じたこと 🙄

👉🏻 開始1ヶ月後から解除まで ☹️


フランス式 🇫🇷 コロナウイルスによる、

👉🏻 ロックダウン (厳しい外出制限) 解除に向けた出口戦略 🚶🏼‍♀️🚶🏻

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