本当の意味での”自分らしさ”
”自分らしくあればいい”という言葉は、人によって心地よいものであったり窮屈なものであったりします。
私は、以前までは窮屈だと思っていました。
自分が普通ではないという自覚はあって、だからこそ普通であろうと幼い頃から思い、自分を偽ってきた部分がありました。
まじめで、何でもある程度は卒なくこなしてしまう、そんな自分を作り上げてきました。
だからこそ、いつも苦しかったのです。
まじめだと思われていても、実際はめんどくさがりで、枠にはまるのが窮屈で、普通のことを普通に受け入れることが出来ない人間でした。
それでも、周囲の人が自分にどうあることを求めているのかを考えて、ふるまうことに必死でした。
その頃の私にとって、私自身の”自分らしさ”は自分が一番理解出来ないものでした。
自分で本当の自分を見失っていた私にとって、”自分らしく”という言葉は悩みの種でしかなかったのです。
でも今は、”自分らしくいること”をプラスに考えられるようになりました。
それは、自分を偽ることをやめたからです。
でも正直なところ、偽ることをやめるのは言う程簡単ではなかったとも思っています。
それでもやめることが出来たのは、多くのかけがえのない人たちに出会えたからだと思っています。
初めての職場で出会った多くの同期や先輩方。
初めての業界で出会ったたくさんの人たち。
弱音も悩みも、全ていつでも受け止めてくれる人たち。
時には厳しい言葉をかけて、私を鼓舞してくれる人たち。
ありのままの私を受け止めてくれる人。
多くの出会いが、私の気持ちや生き方を変えてくれました。
私は私のままでいい。
その為には、まず、自分が本当の自分を知らないといけないと思うようになりました。
『本当の自分』を知らないことには、自分らしくはいられない。
そのことの方が、自分を偽ることをやめるよりも遥かに難しいと感じます。
それでも、そのことから逃げてはいけないと思うようになりました。
自分らしく生きること。
考えれば考えるほど、意外と難しいことだと気付きます。
でも、きっと誰もが望む生き方だとも思います。
自分にとっての自分らしさ。
きちんと把握できている人って、どのくらいいるのでしょうか。
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