働き方と生き方がほぼイコールになるのならもっと真剣に向き合うべき

世の中にはいろんな人がいる。

特に、内向的な人や、極端に人付き合いが苦手な人にとって、この世の中は生きづらい世界です。
人と関わることが苦手ではなくても、職場での人付き合いに苦しみ、悩み、疲れてしまっている人にとっても、生きづらい世の中だと思います。

私も、この世の中を生きづらいと感じる一人です。

コロナウイルスの問題で、この数ヶ月、働き方が変化した企業は多い。
時短勤務で、満員電車に揺られない生活をしたり、あるいは在宅勤務で人間関係から逃れて仕事に集中できる環境に身を置いたりしたことで、間違いなく個々の価値観は変化したし、企業側も働くということを再考せざるを得なくなっている。

緊急事態宣言の解除に伴って、通常勤務に戻った企業が今月から増えてきている。
それと同時に、在宅勤務や時短勤務の継続を望む人も増えているのは確かです。

それを単純に、楽をしたいだけだと考えるのは誤りだと感じています。
表に見えなくても、病名として出てこなくても、仕事をするなかで精神的な問題を抱えている人も現実では多い。
そんな人たちにとって、在宅勤務や時短勤務のような働き方が救いの選択肢の一つになる可能性を秘めています。

働く上で、特に求められるのがコミュニケーション能力であるのは確かです。
報・連・相が必要ということは間違いないですし、当然必要とされるべきです。
ただ、その手段は多様性があっていいと私は思います。
電話だけではなく、メールやchatなどのWebツール、スケジュール管理ツールなど、今は様々なツールがあります。
共通ルールや報告方法のテンプレート化など、ひと工夫を加えることで報・連・相の質は一定のレベルを保つことが出来ます。

働き方の多様化は、今こそ考えるべきです。
育児や介護をする人々にとっての働きやすさも、今後も当然考えていくべきですが、目に見えない精神的な問題を抱える人々にとっての働きやすさも今後は考えるべきなのです。

『働き方の多様化』
その言葉のなかに、精神的な問題を抱える人々の働き方も含まれているのでしょうか。
含まれていてほしい。私は切に願います。
誰もが、この世の中で排除されるべきじゃないのだから。

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