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新書一冊だけで学んだイタリア語の知識をまとめる

こんにちは。

直近で初海外・初ヨーロッパ・初イタリア旅行に行く予定ができたので、イタリア語をちまちまと勉強しています。

大学の二外以来の新規言語学習なので想像以上に学習コストが高く、まったくやる気が出てません。
「とりあえず基礎知識を」と思い一冊本を読んだので、その内容をまとめます。

今回読んだのは1998年初版の「はじめてのイタリア語

イタリア語の文法や語彙といった学習内容から、歴史やイタリア人の気質まで、広く”イタリア語を学ぶ”を取り扱っている入門書です。
初版が少し古いですが、言語の基本を学ぶにおいては『ちょっと古くて長く読まれてる本』が一番いいだろうという考えでコレにしてます。


ここからは章ごとに内容をまとめる形で残していきます。
今回の目標は「旅行で困らない程度にイタリア語をふわっと理解する」なので、細かい文法知識等は問題ない範囲でばっさり無視します。
「まあこいつはジャポネーゼだしな」の善意に全力でのっかりましょう。


1. イタリア語はこんな言葉

ラテン語が、ローマ帝国が滅びると地域ごとの進化を遂げて、フランス語・スペイン語・イタリア語に そのため3言語は比較的似ている
イタリア人は初対面でも話し込む・下手でも理解しようとする

2. 発音は簡単、しかし丁寧に

基本的に文字の読み方は”ローマ字”どおり f, vは英語と同様の発音
rは日本語の”ラ行の子音”に近い, lは英語と同様
カ行: ca
チャ行: cia
ガ行: ga
ジャ行: gia
ザ・ツァ行: za
サ・ザ行: sa
シャ行: scia
リャ行: glia
ニャ行: gna
ヤ行: ia
ワ行: ua
クワ行: qua
アクセントは最後から二つ目の音節が大多数

3. 生活の中の基本イタリア語

挨拶(親しい人・若者・子供): Ciao(チャーオ)
昼の挨拶(親しくない人・店 等): Buongiorno(ブオンジョルノ)
夜の挨拶(親しくない人・店 等): Buonasera(ブオナセーラ)
元気?: Come stai?(コメスタイ)
元気だよ: Bene(ベーネ)
ありがとう: Grazie(グラッツィエ)
どういたしまして: Prego(プレーゴ)
ごめんないさい・すみません(店 等): Scusi
はい: Si
いいえ: No
お願いします: per favore(ペルファヴォーレ)

4. 性・数と冠詞

イタリア語のツボは名詞の性数変化動詞の活用
男性名詞(昼): 語尾が-o
女性名詞(夜): 語尾が-a, -ione

単数形 → 複数形
-a → -e
-o, -e, -io → -i

最後にアクセントがある単語: 単複同型
不定冠詞(英語のa): un(男性名詞), una(女性名詞)
定冠詞(the): il(男 単), i(男 複), la(女 単), le(女 複)

前置詞

形容詞は名詞の後ろから修飾 + 名詞によって形容詞も性数変化

5. 文の組み立て方

主語によって動詞が活用
comprare(買う)の活用 ※-are動詞の活用は同様

文構造: 主語+動詞+目的語 ※主語は省略可能
疑問文: 文末のイントネーションを↓↑に
否定文: non+動詞, 動詞を際立たせて発音
例外の活用
essere: ~だ(be動詞)

avere: 持っている(have) ※”h”は発音しない

6. 過去

過去形の仕方: avero + 動詞の過去分詞形(英語の”have+p.p”に相当)
comprare(買う)の活用

動詞 → 過去分詞
-are → -ato
-ere → -uto (例外多数)
-ire → -ito
“状態が変わる動詞”の過去形: essere + 過去分詞

7. 言いたいことを言う表現

There is~ : C’e~(チェ: Ci eの短縮)
There isn’t~ : Non C’e~

イタリアではウィンドウショッピングが基本
店に入るときは”商品を確認して、買う覚悟が決まってる”
→ 店に入るときには”挨拶”が必須

potere(できる: can)の活用

見せてもらっていいですか?: Posso vedere?
それ、試着して良いですか?: Lo posso provare?
~したい(want): vorrei
予約したい: Vorrei prenotare
I: io
You: tu
He, It(男): Lui
She:, It(女) Lei

疑問詞: 文頭に付ける+語尾を上げる
When: Quando?
Where: Dove?
Who: Chi?(キー)
What: Che cosa?(ケコーザ)
How: Come?
Why: Perche?(ペルケー)
Which: Quale?(クワーレ)

8. イタリア語らしさ

イタリアにおける言葉の使い分け: tu(標準の二人称)とlei(親しくない大人に向けた二人称)
語順でニュアンスが変わる: 主題が最初, フォーカスが最後
イタリア語には方言の概念がない = 国内の違う地域で話されてるのはイタリア語ではない
発音・人の名前にも大きな地域差



その他にも本書では「このイタリア語はこんな単語がルーツに」といった章や、「過去形って近過去と大過去に分かれるんだけどね?」といった説明があります。
が、今回の学習趣旨からそれらの項目はいったん無視してます。

とりあえず上記の基本知識と、最低限必要な単語+フレーズを頭に入れれば旅行程度なら乗り越えられる気がしてきました。

まとめた充足感で「もういいかな」となりそうになってますが、旅行日まではなんとか継続的にがんばりたいですね。

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