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響け!ユーフォニアムの定期演奏会についに行った話

やっと行けました。響け!ユーフォニアム定期演奏会

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前回の京都公演にあたる二年半前の「第四回京アニ&Doファン感謝イベント」では縁がなく、それ以降なかなか定期演奏会自体がない(あっても第五回が名古屋単発で首をひねり続ける)中、ついぞユーフォの定演が京都に戻ってきました。

個人的にも「ヴァイオレット・エヴァーガーデン オーケストラコンサート」から二年半越しのロームシアター京都でした。最高です。

2019年に開演されたヴァイオレット・エヴァーガーデンのコンサートは、火災事件から約半年後に開催されたイベントである中で、京アニの魅力と力強さを存分に感じることができたコンサートイベントとして本当に最高の思い出として残っています。

中でも一年ほど続報がなかったヴァイオレット・エヴァーガーデンの劇場版告知がサプライズの形で終演時に披露され、あの事件からの復活の兆しをまざまざと感じられたのは本当に印象的で、いまだにあの光景を思い出すと涙が出ます。

そんなこんなで(アニメ三期のサプライズ演出もあったりしないかななど)期待値がめちゃくちゃ高かった今回のユーフォ定演。

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意外なことに今回の公演は午前午後の二部制を取っているためかチケットの競争率もそこそこに、なんなら2階3階のバルコニー席は開けずに当日券も売っていたようなのでだいぶ余裕はあったようです。

そして奏者についても、新生「プログレッシブ!ウインド・オーケストラ」としての初公演らしく色々と新鮮な公演でした。

公演中の話によると、どうやらアニメ一期の劇伴を行った演奏者を中心に現在の制作に携わるまで幅広い顔ぶれを集めた楽団だそう。
トランペットのハイトーンの頭やロングトーンなどに所々ミスは見られたものの、どこかアニメを彷彿とさせる雰囲気でした。


公演が始まってみるとやはりロームシアター京都は最高。
フルートやオーボエ、トランペットを始めとした高音はもちろん、チューバやコントラバスといった会場を震わす低音楽器の音色が、奏者からだけでなく天井から流れ落ちるように楽しめます。

「ああ、やっとユーフォの定演に来れたんだなぁ」と実感させるような、作品を象徴する「三日月の舞」を皮切りに、響け!ユーフォニアムを彩る印象的な楽曲と、子気味の良い客演声優のトークがどんどんと披露されて行きます。

好きな曲の演奏や作品内で印象深い楽曲の演奏が最高だったのは勿論なのですが、今回の公演で想像以上に素晴らしかったのが劇判演奏でした。

吹奏楽団なのでどうするんだろうと思っていましたが劇判演奏のためにヴァイオリンとヴィオラ、チェロが舞台上に登場。

作品を支え、数々の場面に色を添えた楽曲の数々が楽しめたのは本当に良かったです。なにより思ってた以上に劇判を聞くことで思い出すものや込み上げてくるものもあって素晴らしい演目でした。

この劇判が魅力的だっただけに、どうしても映像とともに演出を楽しみたかったという気持ちが捨てられません。
前述のヴァイオレット・エヴァーガーデン オーケストラコンサートや第5回定期演奏会ではあった、大きなスクリーンに作品の映像を映し出しながら演奏を聴かせる演出がなかったことが本当に残念です。
次こそはきっと。


一方で大満足の演出といえばやっぱり最後、「マーチ・スカイブルー・ドリーム」と「リズと青い鳥」の演奏における演出
あれはもうたまりませんでした。

第六回定期演奏会の釣り看板が上がると同時に演者全員が譜面台の楽譜カバーをあの印象的な青色に取り換え、同時に緊張感を感じさせる会場ナレーション。

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まさにこの景色が目の前に広がっていました。


誓いのフィナーレにおける関西大会を彷彿とさせるあの演出を、ロームシアター京都というまさにその場所で見られて本当に良かったです。

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全編を通して「響けユーフォニアムの定期演奏会」として最高でしたし、素晴らしい楽曲で彩られたユーフォの魅力も再認識できました。

こういった形で聴く「三日月の舞」「リズと青い鳥」といった作品を象徴する楽曲は殊更に魅力的で、今後制作されるユーフォの3年生編を象徴することとなる「一年の詩 ~吹奏楽ための」への期待が高まってなりません。


次の京アニ&Doファン感謝イベントには何が何でも行こうかな。

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