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就職1社目①〜我慢の始まり〜

私は地元の高校を卒業し
すぐに一般事務という職種で就職しました。

その職場は、同じ高校の卒業生が多く在籍していて
毎年新卒の学生宛に求人票を出している会社でした。


高校生活から一変…


会社に雇用されて働くという未知の世界に
何とも言えない緊張感と不安ばかりが押し寄せていました。

高卒で働くことを選択した理由

一番大きな理由としては
『うちには進学するお金が無かったから』です。

過去のお話でも度々触れていますが
何と言っても父は『借金返済』の段階で
進学するにも学費の話など出来ませんでした。

そして、私自身も学費をどのように準備したらいいのか?という
問題にぶつかった時、どのような制度があるのかなど無知だったので
結局『就職』という選択一本しか頭に出てきませんでした。

また、家庭内の出費も極力減らしたいという思いもあり
私は就職し、自分に掛かるお金は自分で払うようにしました。


二つ目は、『親を安心させたかったから』です。

正社員で採用が決まり、その事を父に報告すると
「正社員で働けるんだから、しがみついてでも一生勤めあげれよ」と。


当時はこの言葉で『正社員は最強』だと信じ込んでいました。


たしかにこの頃は、就職氷河期と言われている時代でしたので
「就職先があっただけでもありがたいと思いなさい」と言われるほど…。

そこで正社員ならば、簡単に辞めるなどと口に出したら
どれほどの剣幕で頭ごなしに叱りつけられるか想像できました。

私の苦手な新入社員教育という名の研修・会食

某メーカーの子会社の工場で事務として働くことになり
入社してすぐに、1週間ほど本社の新入社員研修に行くことになりました。


飛行機に乗り、関東圏へ…

飛行機に乗ったのは、高校の修学旅行の時以来…
まったく慣れない私は機内でも落ち着かず
到着した時には、どっと疲れが押し寄せてきました。


全国から集まった新入社員の人たちが勢揃いし
一人ひとり自己紹介から始まりました。


私の大嫌いなスピーチです…。


自分の番が近づいてくると何を言えばいいのか焦り
いざ自分の番になった時には頭の中が真っ白になってしまいました。

「りくゆとです。○○より参りました。よろしくお願いいたします。」

声は小さくなり、震えて、部屋から逃げ出したかったです。
これだけで言うのが精一杯だったのを今でも覚えています。


『あ…トイレに行きたい…漏らしたら恥ずかしい…』

心因性頻尿で悩んでいる時期でもあったので
研修中も何度か席を外してトイレに行く事も…。
とにかく早く研修の時間が終わって欲しかったです。

恥ずかしいという気持ちばかりが募って
研修の内容など、ほとんど頭に残っていませんでした。


研修最終日…


夜は本社主催の会食が行われ、上層部の方々も出席…。
今度はステージ上で、ひとりスピーチという地獄でした。

目の前に多くの食事があったのですが、まったく喉を通らず…。
『早く終わってくれ〜!』
もう心の叫びが口から出そうでした。


そして、会食が終わったかと思えば次は新入社員の一人が
「じゃあ、次は二次会に行きましょ〜う!!」と
研修に参加している人達に声をかけ始めたのです。


『こういう社交的な人は周りの人とも
上手に仕事をやっていけるんだろうなぁ…。』と
ある意味尊敬の眼差しでその光景を眺めていました。


しかし…


このような集まりが大の苦手な私は
気配を薄〜くして、宿泊先にそっと戻っていくのでした。


そうそう…宿泊先のすぐ近くにコンビニがあったのでちょっと寄り道…
食べたいものをいくつか買い、部屋で食べることにしました。


部屋で一人で買ってきた料理を黙々と食べている時
『私はこの食べ方が一番落ち着く』と実感していました。
一口一口噛みしめながら、お腹は満たされていくのでした。


私はこの研修後、組織という中で働くことへの恐怖を感じたのです。

『本当にしがみついてでも一生ここで勤めあげないといけないのか??』

不安が不安を呼び、実際に働く部署では苦しむこととなりました。



…就職1社目②〜耐えるんだ私!〜に続きます。

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