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【ChatGPT】対話形式のゴールシークプロンプトで科学記事をつくる

最近流行りのChatGPTですが、ついに最強の命令方法が見つかったのを知っていますか?(実はもう3か月ぐらい前になるんですが…)

ChatGPTでの命令をプロンプトといい、今回開発されたのは神のプロンプトとも呼ばれるゴールシークプロンプトです。

開発者でもあり、プロンプトエンジニアとして有名なシュンスケさんのYoutubeではその詳細な説明が行われています。

ゴールシークプロンプトとは目標[Goal]を設定してやり、その目標に対してChatGPTが不足すると考える情報を質問形式で聞いてもらうという方法です。簡単にいえば、対話形式でより高いクオリティのアウトプットを出してもらう方法ですね。

さて、ゴールシークプロンプト自体の説明はネット上にたくさんありますので、今回の記事ではゴールシークプロンプトの紹介ではなくて、この神のプロンプトを使って科学記事の作成ができないかを試してみたという記事です。

それでは一緒に見ていきましょう。

今回はあいまいな科学記事を書きたいという命令のもと、ChatGPTが欲しがっていたそのテーマについて「生体模倣材料」「対象の動物はハチ」という指令を与えました。その結果ChatGPTが出した中高生向けの科学記事がこちらになります。

タイトル:驚異の生物工学―ハチの力が生み出す未来の素材


  1. イントロダクション:
    ハチによる生体模倣材料の研究が進んでいます。ハチは素晴らしい生物であり、その特性や能力を応用した材料がさまざまな分野で活用されています。この記事では、ハチの特徴や驚くべき能力、そしてその生体模倣材料の応用について紹介します。

  2. ハチの特徴と生態:
    ハチは昆虫の一種で、多くの種類が存在します。彼らは社会性昆虫であり、巣を作り、働きものが協力して生活しています。ハチの特徴的な体の形や羽の構造などは、彼らが高速で飛び回ることや花の蜜を集めることに適応しています。

  3. ハチの驚くべき能力:
    ハチは優れた能力を持っています。たとえば、彼らの複眼は360度全方向を見渡せるほど優れた視覚を持っています。また、彼らの羽は非常に効率的に空気をかき混ぜるため、素早く飛び回ることができます。さらに、ハチのコミュニケーション能力や巣の構築能力も注目に値します。

  4. ハチの生体模倣材料の応用:
    ハチの特性や能力を応用した生体模倣材料は、さまざまな分野で利用されています。例えば、ハチの羽の構造を参考にした軽量かつ強靭な材料が航空宇宙産業で使用されています。また、ハチの複眼の構造を応用した高性能なカメラやセンサーの開発も進んでいます。

  5. ハチによる生体模倣材料の利点:
    ハチによる生体模倣材料にはいくつかの利点があります。例えば、軽量で強靭な材料はエネルギー効率の向上や燃料消費の削減に貢献します。また、ハチの視覚や感覚を模倣したデバイイスやロボットの開発により、自律的な動作や環境への適応性が向上します。

  6. ハチの生体模倣材料の将来展望:
    ハチによる生体模倣材料の研究はまだ始まったばかりですが、将来的にはさらなる進展が期待されています。例えば、ハチの翼の振動や飛行パターンを応用した新しいドローンの開発や、ハチのコミュニケーションシステムをベースにした効率的な情報伝達システムの実現などが考えられます。

  7. まとめ:
    ハチは驚くべき生物であり、その特性や能力は生体模倣材料の開発に大いに活用されています。ハチの羽や複眼の構造などは、軽量かつ強靭な材料や高性能なセンサーの開発に役立っています。ハチによる生体模倣材料の研究は今後も進み、さまざまな分野での応用が期待されます。これからもハチの驚くべき特性に着目し、新たな技術の発展に貢献していくことが期待されます。

感想

いかがでしたか?
以上がChatGPTが出力した結果になります。

もう少しブラッシュアップしたり、深堀したいところもありますが、簡単なコラムとしては上出来ではないでしょうか。

今回は字数制限や具体的なフォーマットを与えていないため、機械的に出力した形になりましたが、その文章校正は自動で出力したとは思えないですね。

今回はゴールシークプロンプト使い始めということもあり、まだまだ技術を磨く必要がありそうですが、これまでの1回きりの命令でどうにか出力させようとするのではなく、ChatGPTが仕事をするにあたって必要な情報を自発的に聞いてもらいこちらがそれを提供するという形は成果物のさらなる進化が期待できます。

ちなみに、特別対話せずに直接科学記事を出力してもらうとこんな感じになります。

これまた面白い内容にはなりますが、ここからのブラッシュアップが難しいというのが難点でした。

そのため、AIとインタラクティブに対話しながらより良いものを作っていけるというのは、これからのAIネイティブ時代に必須のスキルになるのではないでしょうか。

ということで、今回はゴールシークプロンプトのお試し回でした。

今後はこの技術を使ってもう少し中身のある内容を投稿できたらなと考えています。

これからのChatGPT×サイエンスの展開をお楽しみください!

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