仕事の量と対価

印刷会社に勤めていた頃、毎日のように残業をしていた。メインの仕事はスーパーのチラシが多く、紙面の中いっぱいに特売商品を詰め込む作業だった。

あまりにも残業ばかりで疲れたので、印刷会社を退職し、看板の会社に転職した。

仕事のメインは商業施設などの大型看板。図面の知識は必要だが、作業的にはラクだった。

給料はと言うと、印刷会社の頃の方が少し良かったが、看板の会社は残業が殆どないので、時給換算すると印刷会社の頃より高い。

フリーランスになって、印刷会社からスーパーのチラシの仕事を受注したのだが、毎日毎日締切に追われながら長時間パソコンの前で作業。単価は片面1万から3万。数があるので月の収入は結構な額になっていたが、疲れとストレスはかなり溜まった。

たまに看板の会社時代に外注してた会社から仕事の依頼が来た。簡単な看板の衣装図や、カッティングする用のデータ作成(ほぼトレース)。
一つの仕事にかかる時間は15分から1時間程度。対価は3000円から5000円。

沢山手数が必要で時間がかかる仕事の方が時給換算すると安くなる。
なんか変だよね。

先日、派遣で仕事が決まった。
紹介をされた数社の仕事内容はDTP、WEB制作、図面制作。
決まった仕事は図面制作。かなり簡単な図面をIllustratorで描くと言う仕事なのだが、残業も殆どなく、忙しくもないとの事。
なぜ派遣会社に求人したかと言うと、図面担当が1人しかいないので、その1人に仕事の負担が増えすぎたから。

看板時代に図面を描いてたので、問題なく作業はできる。派遣会社のコーディネーターからも『仕事内容が物足りないかも』と言われた。

説明を受けた限り、仕事は簡単だと思った。
でも、他に紹介を受けたDTPやWEB制作より仕事量は少なく時給は高い。

仕事の量が多いからと言って良い収入とは限らないんだなぁと最近つくづく思う。

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