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初夏のようなワクワク感【Day165】

雨が降らなくなり雨季が明けたかなと思っていたのだが、ここ数日雷雨と土砂降りの雨が連日続いている。

昨日もサッカーの支度をして、さぁ家を出ようと思った矢先にポツポツと雨が降り始めた。その後土砂降りの雨に変わったので、早起きして参加していたらきっとぐしょ濡れになっていただろう。


12月後半あたりから雨の回数が減り、ルワンダでは雨季が明けようとしている。

雨が大地にたっぷり水と栄養を注ぎ込み、草木が青々と生い茂る季節になった。向日葵やトウモロコシの畑が夏を感じせる。

庭にあるトウモロコシはとっくに私の身長よりも大きくなり、トウモロコシが実っている。

草木の葉が茂り、花が咲けば虫たちも活発になり、躍動している。年中同じ気候ではあるが、雨季や乾季を通して植物や虫たちの生命の流れの中でまさに生きている。


9月、10月に周辺を散策した時には“蝶なんてどこに飛んでるんだ”と虫がいないことを嘆き、悩んでいたのだが、今となっては歩くたびに見たことのない蝶があちらこちらで飛んでいる。

飛んでいる蝶を識別するのは難しいので、今度大きな捕虫網をもって出かけてみたいと思う。どんな蝶や虫たちに出会えるのかワクワクする。


買い物がてら少し周辺を散策をしていたら、不思議な形の実を発見した。

ツル系の植物で、熟れると苦瓜のようにオレンジ色になり赤い種を地面に落としていた。ニガウリのようにたべれるのだろうか。

ニガウリのデコボコした表面も不気味ではあるけれど、この実と比べるとニガウリの方が数倍美味しそうに見える。


畑の合間を歩くと、“カサコソッ”という音をよく耳にする。音の方に目を向けると大抵はトカゲがほとんどなのだが、今日はよくネズミに出会った。2〜3匹は見ただろうか。

動物も繁殖の季節なのかもしれない。
家の前にある大きな木の中腹には、トンビが巣を作っていた。

シマシマのねずみが前を通りかかり、子ねずみが道の端にちょこんといた。
近づいてもあまり逃げなかったので写真に収めることができた。

小さな体にクリッとしたお目々がなんとも可愛らしかった。今までねずみに悩まされてきたのだが、見る分には可愛いけれど、家にいるのはまた別の問題だ。


虫や植物、生き物たちが躍動し出す感じがまるで日本の初夏のようだ。

桜が咲き始める春の新芽の季節も趣があって好きかのだが、春から初夏の色だったり、空気感は私をワクワクさせる。

来週末あたりにフィールドワークにまた出かけたい。

(2020/1/12)任地133日目|No.12

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