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外資系本社で働いているのになぜ海外移住しないの?働き方は生き方だ

これまでずっと書いてみたいと思っていたこと。人生にとって大切にしていること。

社会人になったとき英語力が皆無でした。

そんな私が、イギリスに本社をおく外資系企業の本社社員として働いている(というこの文章をカタールで書いている)。
世の中おかしな事があるものだと思う。

社会人になって思い出した子供の頃の夢

社会人になってから仕事がとても楽しくて、そしてふと思い出した。
「英語ペラペラの大人になって外国人と友達になりたい」と思っていたこと。
そしてそのとき自分が英語力ゼロであるということ。


23歳で「バイリンガルになる」と決心して仕事を辞め、留学した。
留学というのは残酷なもので、経験者の方ならお分かりいただけると思うのだけれど、
海外に半年とか一年いたくらいでビジネスの場面で闘えるほど簡単な世界ではない。

蓄えた僅かばかりの資金でできる留学は4か月だった。
そりゃバイリンガルになれるわけがない。

語学力とビジネス力

日本語でイメージしてみていただきたい、私たち日本人が母国語である日本語で、
果たしてどのくらい「うまく」交渉や会議のファシリテーションができるか。
ほとんどの場合は日本語でも最高の結果を出すためには人並外れた努力が必要で、
言語以外にも外国語で信頼関係の構築、傾聴、戦略立案力などが
大切になってくるという事はお察しいただけるのではないだろうか。


そんな訳で(?)自慢じゃないけれど私は今でも英語がそんなに上手くない。
あんまりロジカルじゃないからグローバルなビジネスの場面で悔しい思いをする事がある。沢山。

ロンドンのピカデリー・サーカス。人が行き交い活気あるこの街は外国人(Nonイギリス人)が50%という超グローバル都市だ


外資系に就職してから

2018年に外資系企業に就職して、
なぜか数年後に本社にヘッドハンティングされて、
アジア人が1人もいないロンドンの本社ビルで、全員国籍のちがうチームに籍を置くことになった。


どう考えてもしんどい。
かなりしんどくて、どうせなら「しんどい損」(?)するより
沢山の人にそれを伝えて元気を送れないかと考えるようになった。


働き方を発信することで

・たくさん挑戦してたくさん転んでも大丈夫だよと知ってもらう
・こんなに普通の人でもやっていけるんだって知ってもらう


そのためにはロンドンに引っ越しては声が届かなくなるので、
「どローカル」にいる環境を目指すのがいいんじゃないかな?
じゃあ出身の静岡県に引っ越して時々ロンドンに出社するってどうかな?(変態)

結果的に会社との交渉でリモートワーク+月1ロンドン出社の切符を手にすることができた。

そして東京・静岡県の2拠点生活を2年したあと、本格的にUターン移住をした。

だから海外に「住まない」選択をした結果
#地方都市からロンドンに出社する で働き方を発信することに決めた。


1度の出社に何十万円もかかるのに会社もよくOKしてくれたと思う。
PCR検査があったって、ウクライナ戦争でフライトが北極経由になったって、
それでも出社は必ずやってきた。

ロンドン本社に出社する時はこの通りのヒルトンに滞在する(写真から寒そうなロンドン…)

働き方は生き方だ

変な趣味だと思うけれど、私は
「できない」という言葉をどうしても「できる」に変えたいタイプで、
人が「できる」に変わる瞬間を見るのが大好きで、ついつい実験したくなってしまう。

やってみなきゃわかんないじゃないか。1000回転んだっていいじゃないか。
上手じゃなくても謙虚に努力するってなんだか素敵じゃないか。


皆が憧れるあの人も、そこの起業家も、きっとすごいたくさん
努力して、人よりたくさん転んで、そしてそこにたどり着いたはず。

私たち、挑戦して派手に転ぼう。
膝を擦りむいて汗をかいて、泣きじゃくって、それを称え合おう。

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#働き方 #生き方 #ウェルビーイング #浜松 #Workstyle #Lifestyle #Glocalist

世界トップコンサルタントの授賞式にて。UAEのアブダビにあるリッツ・カールトンで壇上の11名が表彰を受けた。

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