Goproのオレンジフィルタを磨いてみた

Goproの中央に不自然な影が・・・

(※この記事は2~3年前に下書きのままだった記事を投稿したものです。情報が古い可能性があります)

先日小笠原の画像をまとめてチェックしていたら、画面の中央に不自然な写り込みがあることに気がつきました。

最初は、レンズに指紋や汚れがついていて、拭き取らずに潜っちゃった!
準備不足だ〜っ おもったのですが、陸上の映像では写っておらず、別の日程のダイビング画像・動画問わず全てに入っていることから、明らかに一時的な汚れではなさそう。

画像1

機材を見直してわかりました。
ダイビングでは青被りを防止するために、深度によってオレンジ色の強さが異なるフィルタを装着しています。
「FISHEYEのGoproオレンジフィルタ」のうち、ほぼ常に装着している20-50FEET(6m〜15m)のフィルタ中央に豪快な傷がありました。
実際装着してみてみると、思った通り傷が写り込みしています

画像2

カメラのオプションフィルタはやっぱり買うとそれなりに高い。。。
とはいえ無視できない影響があるので、諦めて新しいのをポチろうとしたんだけど、どうせだったら、ちょっと悪あがきしてみようと思いました。

いろいろ調べてみると、世の中にはうっかりさんが多くて、今回のケースよりより深刻な状況で、「Goproのレンズそのものを磨いちゃう」人が結構見受けられました(ちょっと安心)

100%消えることはないかもしれませんが、結果的には、その人が許容できる状態まで改善している人もかなりの数いますから、試してみることにします。

道具を揃える

まず 表面研磨のための道具を調べて揃えます。
どうやら「コンパウンド」という車の外装研磨を行うものが評判がよくて
うっかりユーザに好んでつかわれてるようでした。
コンパウンドトライアルセット 25gx3種
液体コンパウンド 125ml


画像3

コンパウンドの仕様としては、以下の通りです
・ペースト細目(平均粒子サイズ10〜15μm)
・ペースト中細(平均粒子サイズ3μm)
・ペースト極細(平均粒子サイズ1μm)
・液体超鏡面 仕上げ(1μm以下)

あとは磨くためのティッシュやら綿棒を用意して開始します。

研磨開始

今回の研磨工程のポイントは「傷を消す」というより、
「傷と表面の境目をなだらかにすることで目立たなくする」ということになります。工程は以下の通り。

1. 一番荒目の「細目」研磨剤を使用し、傷と表面の境目をなだらかにする。表面は擦り傷のような傷跡が残るが今回の原因の傷自体は薄まっていくはず。傷の具合によっては、いきなり「中細目」でもよい場合もあります。

2. 「中細目」→「極細」と、少しずつ細目に向かって研磨剤を変えながら磨いていく。極細が終わる頃には「使用感があるツルツル」くらいにはなるはず。

3. この段階で傷が目立たない、写り込みがなくなっていれば終了。もう少しピカピカにしたい場合は「液体の仕上げ用」を使って時間かけてみがく。

結果

完全に消えたわけではないのですが当初の目的としての「撮影の時の影が消える」は目標達成しいました。

Goproに限らず、似たようなことでお悩みの方、最後の悪あがきをしてみてはいかがでしょうか。ただし自己責任でお願いいたします

(結局この後、新しいGopro買ったら フィルタいらなくなった・・・)

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