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Work|仕事のような遊びのような投資のような最高の一日

茨城県笠間市の陶芸家Keicondoさんのアトリエに休日を利用して行ってきました。

Keiさんとは、僕がライティングで関わっているKai Houseという料理研究家さん向けのサイト(貝印さんが運営)でインタビューさせていただいたのがきっかけで、とても繊細な人柄ですぐにファンになってしまった方です。

ちょうど京都から2カ月間東京に来ている出張料理人の竹矢匠吾さんもKeiさんの大ファンということを知り、せっかくなら東京にいるうちに一緒に行こうということになったというわけです。

Kai Houseのサイトのディレクターで、Keiさんと交流が深い藤田愛さんが東京からアテンドしてくださるということで、かなりラッキーな展開。藤田さんは、茨城県水戸市の出身で、茨城の食の発信を仕事にしていこうとされていることもあって、茨城のこと、特に笠間は「第二の故郷」と呼べるほど通い詰めた土地だそうです。

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Keiさんに「せっかく行くなら、匠吾さんの料理を食べてもらえませんか?」とうムチャブリも快諾してもらって、アトリエに着く前に産直販売所で地元の食材を買い物。写真左が匠吾さん、右が藤田さん。

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Keiさんのアトリエをさっそく見学。

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大地を思わせるような黄色がKeiさんのトレードカラー

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Keiさんのアトリエは、今後ゲストハウスを併設する計画があると言います。

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Keiさんがカセットコンロや鍋、包丁、まな板を用意してくださってまさかの青空キッチンの完成。ここで匠吾さんが料理をしてくれました。

しかもKeiさんから「好きな器を使っていいよ」と嬉しい提案もいただき、匠吾さんのテンション爆上がり。すぐに「これを使ってみたいと思っていました」と選んだのが、スープ皿。Keiさんが用意してくれていた、栃木県真岡のプレミアムな平飼い卵「箱庭たまご 茜 AKANE」でウフ・ア・ラ・コック(半熟温泉卵)を作って、さらにスペイン料理の野菜料理「コカ」をアレンジしたトーストを添える、青空キッチン(カセットコンロ1台)とは思えない料理を作ってくれました。

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なんという贅沢でしょう。大好きな作家さんのアトリエで、その日だけの料理を憧れの器でいただく。土地の色、土地の空気、土地の音、土地の香り、土地の味。全てが一つになった食卓は本当に美しく、心が満たされるものでした。

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そりゃ、笑顔になりますわよ。

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ちょうど僕の友人の料理人で山崎真人さんが監修している「旅するチーズケーキ」の新作「パッションフルーツ」をKeiさんがお持ちで(なんと、前々日に山崎さんがアトリエに来ていたというのだから驚き。Keiさんと山崎さんのコラボ楽しみです)、それをKeiさんセレクトの黒いお皿で。「やっぱりチーズケーキは黒だよね」とKeiさん談。

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こんな感じで周りは田んぼに囲まれた中での食事は本当に最高でした(蚊にいっぱい刺されたけど)。

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思いがけず最高の休日になった笠間見学。旅の目的が観光地ではなくて、作家さんのアトリエだったり、そこで生まれる食体験であったり、そういうことにすごく価値が出てくるんじゃないかと感じました。

人気の観光地となると、人がやっぱり多いし、ウィズコロナの世界ではやっぱり敬遠してしまいますからね。

その点、食事の場面は向き合っていますが、車で行ったこともあってお酒を飲まずなので大声になることもない。外で換気も最高なので、かなりリスクの低い遊びだったと思います。

コロナで感染者の数ばかりが報道されていますが、個人個人が気をつけて、自分たちの生き方を制限されずに生きれるようになるのがやっぱりいいですよね。

また涼しくなって食材が変わったら行きたいなぁ。青空レストランで料理してくれる方も募集しています(笑)。

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それと、8月1日(土)から銀座でKeicondoさんと竹村良訓さんの二人展が開催されます。ご興味のある方はぜひ!

竹村良訓+ Keicondo二人展
銀座のうつわ屋fragile(フラジャイル)@fragile_ginza
東京都中央区銀座1-28-16杉浦ビル5階
2020年8月1日(土)〜9日(日)
12:00〜19:00(会期中無休・予約不要)



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